さて、Jazzでは花形とされるサックスです。
花形だけあって有名な奏者はた~くさんいるんですが、僕の脳は「サックスを味わうようにできていない」みたいで、言語化することは非常に難しかったです。
という言い訳的な前置きはここまでとして、
まずは僕が好きな奏者から紹介たいと思います。
■”Hank Mobley”
(単身赴任のサラリーマン時代後半に)品川区立図書館で1950年代後半~1960年代前半の「ハードバップ」と呼ばれる時代のJazzのCDを借りまくり、とりあえず様々な「芋づる式聴き方」をして「このサックス好き!」と感じたのが”Hank Mobley”でした。
後にネットでJazzのサックス奏者で検索すると・・・彼は「ベスト10には入るけどベスト5には入らない」存在みたいです。
こんな↓おもしろい表現をしている方がいました。
この方は”Hank Mobley”を9番目のサックス奏者として、以下のようにう評しています。
彼のプレイは”平凡”とよく言われます。それはコルトレーンのように吹きまくったり鋭くなければ、スタン・ゲッツのように甘くもない。ソニー・ロリンズのように豪快でもないですが、落ち着きがあり歌心に溢れたそのプレイは彼の没後ジワジワと評価を高めることになります。ちなみに筆者はモブレーのテナーサックスは大大大好きですね。
ん~、興味深い考察です。”平凡”だからこそ
稚拙なJazz好きおじさん
の耳に残ったんだと思います。
ここでおもしろい聴き比べをご紹介します。
前回のトランペット編でもご紹介した
”Miles Davis"の「Bags Groove」↑
同じ曲でも”Hank Mobley”だとこう↑なります。
そして、僕が一番好きな曲がこれです。
この曲↑を聴くと自然に体が動いちゃいます。
■”Zoot Sims”
たぶん「Jazzのサックス奏者Best10」には入らないかも知れませんが、僕の脳にはすぅ~っと入ってきました。たぶん分かりやすいんだと思います。
以下↓「Jive At Around」なんか陽気で好きです♪
■”Scott Hamilton”
彼も「芋づる式聴き方」で登場したサックス奏者でした。
きっかけは大好きになった”Eddie Higgins”(本シリーズのピアノ編でご紹介しました~)とのセッションアルバムを聴いていて「このサックス良いなぁ~」と感じたのが彼でした。
そのアルバム♪はこちら↑
たぶん考察ですが、僕の耳(正確には脳)は「まだ完全には管楽器を受け入れていない」と思うんですが・・・
前述の”Eddie Higgins”のピアノは「す~っと」入ってくるので、このセッション(ピアノ:”Eddie Higgins”&サックス:”Scott Hamilton”)で彼のサックスが聴きやすかったんだと思います。
実弟”Nat Adderley”の代表曲「work song」↑
同曲の”Cannonball Adderley”ライブ音源↑
(トランペットは実弟で作曲者の”Nat Adderley”♪)
■"Weyne Shorter"
Jazzを聴き始めて最初にサックス奏者として意識したのが"Weyne Shorter"だと思います。それは(たぶん)Jazz Messengers の一員だったということだけで、彼のサックスの良さを理解していた訳ではなさそうです。(浅い考察ですみません!)
■”John Coltrane”
Jazzのサックス奏者として避けて通れないのが巨人とも言える”John Coltrane”。
有名な上記「Blue Train」や「My Favorite Things」などを聴いてみましたが、やはり僕には彼の良さを理解しきれませんでした。
何て言うか「聴いていて心地いい」とは感じられないんですよね~。これを良い意味でとらえ「Jazz初心者おじさん、まだ伸びしろあるじゅわ~ん!」ってことにしておきましょう。
ん~、中身がない分、数で勝負した感のある「勉強編(サックス)」でした。
とりあえず、今の僕が語れる「60才からのJazz入門」はここまで(ホントは息も絶え絶え)です。
さらに自分への課題として、
「Jazz歴史編」をやってみたいとは思ってますが・・・
つづく(かも)
まだ冷たい風が残る静岡の自宅にて