この作者は古代中国に行ってきたのかもしれない…。


想像力と資料の読解力(?)はものすごいんだろうな。


主人公の呂不韋があまりに立派過ぎて、時々息苦しくなるけど、時代の描写に引きずられて長い話も結構苦も無く読めました。


ただ、人の名前や地名が難しすぎて覚えられなかった…。

なんとなくニュアンスで読み進めたので、最後まで戦っているのがどの国とどの国で、連盟を結んだのがどこなのかさっぱり分からなかった。



呂不韋は立派な人で、遣える人たちも個性豊かな人物が勢ぞろい。

だけど、女性の書き方がちょっと…。

影が薄いというか、没個性というか。


なんかちょっと寂しい感じ。



後で色々調べてみたら、呂不韋に対してもいろんな見方があるようで、一概に「大人物」とは言えない様だけど、そこはそれ「宮城谷さんが見てきた呂不韋」なわけだから。

1作目の「しゃばけ」はテレビのスペシャルドラマで見たから、2作目の「ぬしさまへ」から開始。


ドラマが面白かったから原作が面白くない訳がないんだけど、想像以上に面白かった。



時代小説は物事の描写が新鮮でいい。


あと、一人称に味がある。「あたし」っていうのは商人の言葉なのかな?

なんかいいな~。


登場人物は、ドラマの印象が強すぎて演じた役者さんの姿で動いてくれる。

嫌な人もいるかもしれないけど、ドラマから入った私は全く問題なし。


短時間で読んでしまうだろうな~、と思っていたけど、意外や以外かなり深く読み込んでいた。

1ページをめくるのが早い私が、結構じっくり隅から隅まで読んだ感じ。


文章がしっかりしているのかな。

あとは時代の描写が非日常なので、一つ一つを想像しながら読み進めるので時間がかかるのかも。


読み終わったらすぐに1作目のしゃばけも購入。

あ、しゃばけは長編なんだ。


すごく楽しみ。


妖怪たちが愛おしい!