時計用の脱磁器なので時計オーバーホールのジャンルに書きます。

機械式時計には磁気は禁物です。
そして使う工具にも磁気が有ってはいけません。磁気はコロナのようにすぐうつります。
ピンセットやドライバは特に禁物で小さなネジを外しても先から取れず、また、ネジを所定の所に置くことさえ出来なくなります。
そこで脱磁器の出番です。
Amazonなどに脱磁器は売ってはいますがいかんせん格好が悪いです。
あえてここはレトロな当時物を揃えました。

これです。

中身は、トランスの鉄芯を一部欠いたようなシンプルな構造。


カバーへの接触と念の為の絶縁にポリイミドテープで保護します。


スイッチの中心がカバーとズレていて、そして深く押し込まないとONしません。どうしても気持ち悪いので改造します。


お弁当の木箱から切り出し、スイッチのかさ上げに。

スイッチの取り付け穴を少し右に広げて位置を左へ。

かさ上げと位置ずらしの結果。
このあとホットボンドでズレないように固定。

トランスのエナメル線の絶縁もイマイチだったので、ワニスを塗って保護しました。

トランスの巻線部の中身。

晴れてほぼど真ん中に、そして軽くONするようになりました。


追伸
ランプが点かないとの事だったのですが、ボワっとついてはいました。
電球をみると8V。トランスの電球点灯用コイルの出力を測るとAC6V程度。電圧が合っていませんでした。
大きめのホームセンターで6.3Vの電球を買ってきて換装。
さっと明るく点灯するようになりました。

では。
不動(秒針も動かず、自動巻きも動かず、日付曜日送りもできません)の、SEIKO 5 ACTUS ムーブメント 7019A を整備していきます。
そう、初めての腕時計のオーバーホールです。
整備に必要な工具を揃えるのに時間がかかりました。コロナで中国からの配送がめちゃくちゃ時間が掛かりました。

※これより前はwalthamを数台整備中。ただ内部部品の破損が多く、別途、部品自作の時にアップ予定


文字盤、針は比較的綺麗です。


自動巻です。
自動巻ブリッジのネジが3本とも緩み、ウエイトの動きを邪魔していました。
ウエイトも錆びていて、その錆びが機内に振り撒かれ、そこらじゅう錆びだらけです。

日車面です。(色温度違ってすみません)


日車を外しました。
なんかゴツいバネが居ます。

整備の為のムーブメントホルダーを3Dプリンタで自作します。
こういう治具作りに3Dプリンターは大活躍です。

自動巻ブリッジの裏側
左上のは偏心コマのつく歯車の軸受け
オイル汚れでドロドロです。
まだこのころは、このムーブメントが極めてシンプルでのちの多くの自動巻機構に変革を与えたモデルとはしりませんでした。
この二股のレバーがミソです。



では。

船舶用の壁時計を入手。
不動との事で、長崎から届きました。

この時計は大きなゼンマイを内包していて、パワーリザーブが30日ととても長いです。

お顔

こちらがパワーリザーブ30日の大きなゼンマイ

この時計、テンプとアンクルとガンギ車がユニットで付いていて分解しますと、シチズン製です。


やはり天真とホゾの油が劣化して固着していました。


ベンジンで清掃

組み上げ、PCの歩度測定アプリで調整中。
水色のはマイク

こちらも元気に動き出しました。

現在2か月を経過し、いい音を立てて、寝室で動いています。

では。

こちらがwalthamのテンプ
左側のシャフト(天真)の先端が折れて無くなっています。
自作しなくてはなりません。


こちらはテンプのブリッジ
昔の懐中時計には、今の機械式腕時計と異なり、テンプを支える軸受けのルビーが完全に固定になっています。
現在の機械式腕時計のは外からのショックで天真が折れないようにショックアブソーバー構造になっています。




こちらが前回お話しした、時刻調整の機構です。
真ん中の円筒形のがリューズを受ける軸受け。
その下の歯車がゼンマイ巻いたり時刻調整の為の駆動輪。
ピンセットで指しているのが、リューズを引いた時に上方に動き、裏の歯車の噛み合いが変わるレバーです。
かなり磨耗や錆びが目立ちます。



こちらは緩急針の調整ダイヤル
極めて小さな歯で組み合わされていて、ダイヤルを回すと左の緩急針がジワリと動き、テンプの振るスピードが変わり、歩度を調整する事ができます。


時計を整備されている方には初歩的な話でウザいかもしれませんが、自分の備忘録としてアップしているのでご容赦ください。

では。
※FBには挙げていたのですが、こちらにまとめていきます。


コロナ禍で世の中の動きが止まり、在宅機会が増えた4月中旬、自宅の不用品を処分しようと奮い立ち、メルカリを始めた時、ふと出品された懐中時計「waltham」に目が止まり、不動だったのですが思わず購入。

これが、沼の始まりでした。



シリアルは
19487637
これを海外の懐中時計データベースで調べると…
うわ、100年以上前じゃないですか!

スモールセコンドの針も、短針もありませんでした。

中国に手配していたチタンの極細ピンセットや時計ドライバ、キズミを揃えて、人生初の機械時計の分解に挑みました。

この歯車、4番車と呼びますが、ピニオンがサビサビです。
そして、上に伸びるはずの秒針が刺さるシャフトが折れて無くなっています。


こちらは2番車
こちらも、ピニオンが錆びだらけ。

そして、この写真。
これは後に同型機を入手した時に撮影したのですが、この奥の逆円錐形の部品が、ありませんでした。この部品はリューズを引いた時に中の歯車の噛み合いを変更し、時刻を調整するために必要な部品です。


その他も地板(内部のムーブメントの一番重要な基板)に半田などで修理した跡が散見。

100年以上も使われていれば、そりゃいろんな所が壊れるでしょう。
しかし、一番最初に分解した機械時計としてはかなりハードルが高いです…。

とにかく諸所整備して、テンプが回転する所まで来ましたが、部品の自作箇所がてんこ盛りです。



今後もこのように部品を自作したりしなくてはならないと思い、ただいま時計旋盤を探しています。
が、いかんせん高いし玉が少ない。

気長に探して行きます。

では。

いつもの食洗機が初めて「E1」というエラーを吐きました。
給水不良です。


ウチの食洗機 今は無いサンヨー 製です。


バラしてお腹を上にして開腹。


このあたりです。


これが給水バルブです。


電磁コイルの端子の色はこうなります。

(交流駆動なのでどちらに刺しても問題はありませんが)


給水バルブ本体

内部が透き通って見えるので汚れが丸見えです。


バラしました。

水アカもひどいですが、バルブシートが変質してベタベタになっています。


先日修理した洗濯機と同じ構成部品なので一部移植します。



治りました。


※水回りの修理はリスクを伴います。当たり前ですが、この記事見て修理し水漏れによる2次被害含め一切の責任はご自身でお取り下さい。

※元々のソレノイドの内部部品が黒でした。もしかしたら食洗機での高温給湯の為に耐熱材料で出来ているのかもしれません。移植した白い部品は耐熱が無いかもしれないので不具合出るかも知れません。(白でも熱的には大丈夫ですが余裕が無いかも)


このモデルはもう無いので、実は2個1する為、もう一台持ってたりしますw

知人のFBにバスシャワー水栓からの水漏れが止まらないとの投稿あり、昔の職場の上司で慕う方だったので修理を勝手でた。(もう10年近くお会いしていなかったのもあって)


これである。


バルブユニットを止めるナットを緩めるべく戦ったらしいが挫折し工務店さんに修理依頼するも連絡無くなしのつぶてで困っていたらしい。


自宅から2時間かけて訪問するも、久しぶりにお会いしたので先に談笑。大変ありがたいお話しを沢山いただきました。


さて、修理にとりかかります。

2時間かけての訪問なので工具がない、外せないで修理断念を絶対に避けるべく、あらゆる事態を想定し大量の工具を持参しました。


案の定、カルキと水垢で完全にナットが固着。普通のバラし方では太刀打ちできません。

そこはオーバーホールで鍛えたスキルで対応。


外れました。

ポイントは

・一気にナットを緩めようと思わないこと。

・固着物に浸透するよう適切な液と浸透手順をとること。


でしょうか。

このナットもガチガチでナットのかかりが非常に滑りやすい2面カットでしたので、舐めない様にプライヤーを当てます。(戦った時に滑ったのか少々肩部が削れていました)


液はシリコーンオイルもしくは5-56をほんの少し(5-56は樹脂を傷めるので除去は慎重に)


一旦ナットを閉める方向に回すとほんの少し回ります。つまりネジ部に隙間があるわけです。その隙間に少しずつオイルを染み込ませナットを緩めていきます。ナットをハンマーで軽く叩いて固着部を破砕しつつオイルを浸透させます。


外した後もナットと水栓本体の両方のネジ溝をワイヤーホイールで丁寧に磨いておきます。


交換するバルブユニットはA-3059ですが、種類があるので気をつけて下さい。


ナットを外せてもバルブユニットが非常に抜き難いです。バルブシャフト部を別種のプライヤーでしっかり掴んで、水栓本体との間にかいもの(木片)を挟んでテコの原理で抜き取ります。


新しいユニットには固着と水漏れ防止の為に、私がおまじないの様につかっているシリコーングリスを塗布しておきます。シリコーンでないとダメです。


無事交換完了し水漏れシャットできました。


真似るのは構いませんが、リスクはそれぞれ状況により異なります。各人責任持って施術して下さい。


持って行った工具

・プライヤー及びスパナ12種(うち水道用は4種)

・ワイヤーホイール(リューター 一式)

・油脂一式(シリコーンメインに5種)

・施工後の清掃様に研磨スポンジ3種

・クリーナー材3種

・小型ハンマー2種

・ドライバーほか一式


車の中工具だらけになりましたw


では

バンドソーのローラーガイドをフルスクラッチ。

バンドソー本体への改造を最小限に押さえつつ追加するのがそこそこ難しい。

出来たのがコレ。
アッパー側



こっちがロワー側。撮影の為、テーブルは外してあります。


アッパーサイドは縦方向の高さがあるので、切断部材の高さが制限されてしまいます。

基本構成はこのままで、第二弾を設計しましょう。

では。

先日仮組みしてしまい、モータコイルの絶縁修復をやってませんでした。

ファンのシャフトシールもマキタ部品センターから買いましたので合わせて作業します。

こちらがシールです。(単価20円)

ファンのこの位置にはまります。

ピッタリ


次にワニスです。
オヤイデからビン売りされています。

筆ではなく竹クシにちょい付けでコイルに塗ります。


あとはドライヤーかヒートガンで軽く焼きます。



以上
バンドソーのろう付け治具を先日製作して、ろう付けまでは終わらせていたんですが、ヤスリがけとバンドソーに組込んでのテストまでは出来ていませんでした。



やっと時間が取れたので実施。

外面

裏面


で組込もうとふと刃を手に持って…あ!
表裏がノコが回転する方向と逆ですw
クニッとひっくり返して組込み。
プーリーの斜行調整して


残材でテストカット。
やはりバンドソーはいいですね。


では。