【保存版】日経-587円。プライム値下がり上位から気になった株をピックアップ!楽天銀行を語る | 2013年。仕事を辞めて日本を旅してみた。

2013年。仕事を辞めて日本を旅してみた。

2013年4月から二ヶ月間日本各地を旅した記録をここに記します。
仕事を辞め貯金を使い2013年4月~6月の間好き勝手旅をしました。
自分が経験したことをを通じて旅の楽しさ知ってほしいと思い立ち上げました。
※バナー等は旅でお会いした方が作ってくれました。Thanks!

こんばんは、さすらいの旅人です。

 

記事内のチャート画像などは、

いつものようにYahoo!ファイナンスから引用しています。

 

やっぱり、楽天は嫌いな会社だわ。

 

まず日経平均株価から。

 

 

この辺りでくすぶっていますね。

 

12月はサラリーマンがボーナスで投資する季節ともいわれています。

私はボーナスを貰っても、

年内投資は今のところ考えていません。

 

手元資金が心もとないという理由と

今、投資したい会社がない為。

 

 

但し、

8892 日本エスコン

もし880円以下になった場合は200株ほど投資するかもしれません。

 

 

本日の株価は927円ですね。

 

さて、

いつものようにプライム値下がり株を見ていきましょう。

 

 

なるほどなラインナップ。

値下がり上位3位

5838 楽天銀行

については後ほど書きます。

 

 

値下がり115位

4385 メルカリ 2,649円

 

メルカリは好きではない会社で、

以前何回か記事で書きましたね。

 

 

知名度と思惑で騰がった会社は落ちる時は早い。

まして割高水準。

黒字なのは高評価ですが、それでも売られるという事は

期待外れという事。

 

この業種で、PBR7.26倍の会社に

手を出す勇気は私にはありません。

 

 

 

値下がり132位

4911 資生堂 3,877円

 

 

落ちるナイフ状態。

 

【株・投資】値下り上位に4911 資生堂。やはり3,000円台に。関西電力から配当金Get!

 

先日上記の記事で書きましたが、

投資するのは少し待った方が良いです。

 

3か月~半年ぐらい待った方が良いです。

 

 

 

 

値下がり上位317位

6752 パナソニックHD 1,433円

 

ちょっと気になる会社。

 

 

気になる値動き。

PER 7.27倍

PBR 0.78倍と投資対象圏内で推移。

 

ブランドイメージも良いし、割安。

 

 

10/30に発表された半期決算。

 

数字として悪くはない。

 

 

8/31付IRで

中間配当は15円⇒17.5円に増配。

期末は据え置き。

 

もし前年比同様の15円だった場合、

 

17.5円+15円=32.5円

現在株価1,433.5円で配当利回りを出すと

2.2%

 

もし17.5円に増配し、年35円配当になった場合

 

配当利回り2.4%

 

・・・。

計画通り1株あたりの純利益が194円あるなら

 

年間配当50円は欲しい所。

 

期末25円に増配はありえなさそうな夢物語ですが、

その場合

17.5円+25円=42.5円

 

その場合でも2.9%

 

ううーーん。

これならやっぱり

8892 日本エスコンに投資したほうが良さそうだ。

(買い煽りではなく、数値で判断)

 

ただ、パナのような会社は好きだし

製品もそうだしブランド力、

利益もしっかり上げている会社。

どこかでインはしたい。

せめて投資時点で配当利回り3%以上あればなぁ。

 

 

・・・

 

 

 

本日プライム値下がりランキング3位

5838 楽天銀行 2,500円 -238円

おまたせ★

 

値下がりした理由は知っています。

 

海外(GS絡めて)へ

楽天Gが保有している

楽天銀行株を売り出す。

 


あほくさ。

 

いつかは、やるとは思っていたけど。

 

 

 

楽天グループ株式会社コーポレートサイト (rakuten.co.jp)

 

楽天グループのお話から。

 

 

誰もが一度は関わったことがあるだろう、

楽天のサービス。

楽天市場、楽天トラベル、楽天カード(クレカ)、楽天証券・・・等々

 

そして、楽天モバイル。

 

通信料0円キャンペーンで契約した方もいるでしょう。

これらのサービス全てが

楽天グループの売上になっています。

 

そして今日大きく値下がりしたのが、

5838 楽天銀行

 

 

いわゆる、

親子上場というもので、

親会社は当然4755 楽天グループとなります。

 

 

ふと疑問に思いませんか?

子会社である楽天銀行が大きく値下がりしたのに、

親会社である楽天グループは微風。

 

その理由は・・・。

資金調達の仕方。

 

当社子会社である楽天銀行株式会社の海外市場における売出しの条件決定に関するお知らせ | 楽天グループ株式会社 (rakuten.co.jp)

 

 

本日発表されたIRです。

 

 

 

今回の売却により

楽天グループが保有する楽天銀行株の保有率が

63.34%⇒49.27%に減少。

 

売り出し価格は2,470円とした場合、

606億円GETだぜ☆彡

 

・・・

 

あほくさ。

 

つまり、楽天銀行株を売り出した

4755 楽天グループは606億円ゲット。

 

一方親会社に株を売られた

5838 楽天銀行は希薄化の懸念により株価ダウン。

 

そもそも。

5838 楽天銀行が上場したのは・・・。

 

楽天銀行株式会社の東京証券取引所プライム市場上場のお知らせ | 楽天グループ株式会社 (rakuten.co.jp)

 

今年の4月21日。

 

親会社 4755楽天グループが売り出して、

市場から資金調達。

 

楽天銀行上場、初値1856円 携帯不振の楽天グループが一部売却 - 日本経済新聞 (nikkei.com)

 

その額、717億円

 

初値は1,856円でしたが、

今や値下がりしても2,500円。

つまり、初値で買った人はまだ含み益なんですよね。

 

 

含み益があってにんまりしていた人は、

今回の親会社による海外への株の売り飛ばしは

腹立たしかったでしょう。

 

さて。ここで

5838 楽天銀行の11/7付決算短信を見てみましょう。

 

 

まっくろくろすけ~!!

 

1株あたりの当期純利益予想は181円です。

 

なお、

配当金は・・・無配。

(大体親会社のせい)

 

続いて4755 楽天Gの決算短信を見てみましょう。

 

23Q3tanshin_J.pdf(楽天G 11/9発表決算短信)

 

 

半期決算。

まっかっか~!!

 

私がムカツクのはね。

元々100%出資の完全子会社

5838 楽天銀行を4月に上場させて親会社が資金ゲット。

 

は理解出来るんです。

 

上場して1年以内に

子会社の株を海外に売りさばく、

ここが気にくわない。

 

資金調達の理由がこれまた、

あほらし。

 

社債償還の為。

※社債について書いたらさらに長くなるので割愛。

 

 

も~あほらしくて。

 

自転車操業という言葉聞いたことありますか?

私は、

今まさにそれを楽天がやっているようにしか思えないんです。

 

自転車操業=

新たにお金を借りて(新たに資金調達して)、

借金を返している状態。

 

 

どうして4755 楽天グループがそんな状態になっているのか、

決算短信に全て数値として書かれています。

 

数字は嘘をつきませんし、決算短信で嘘を書いたなら罰せられます。

(粉飾決算は絶対ダメ。)

 

見れば見る程自転車操業になる理由も分かります。

 

4755 楽天グループにおいて、主軸は3本。

 

下記は2023年度11月9日付のIRから引用です。

 

・インターネットサービス

楽天市場、楽天トラベルなどのウェブサービス部門。

 

 

429億円の、黒字です。

 

やったね!

 

 

・フィンテック部門

楽天カードや、楽天証券。

そして今年上場した5838 楽天銀行の決算も当然含んでいます。

親会社ですからね。

 

※子会社が上場しても、

親会社の決算短信(連結)に子会社の決算は含まれます。

 

 

 

882億円の黒字~!!

 

 

4755 楽天グループやるやん!!

と普通は・・・なるはずです。

 

 

3本柱の最後、

・楽天モバイル

 

 

売上が2,650億円、やるやん!!

 

赤字が2,662億円・・・

はぁ!?

 

 

 

・インターネットサービス

429億円の黒字

 

・フィンテック(楽天銀行含む)

882億円の黒字

 

・楽天モバイル

-2,662億円

 

すなわち、3本柱で

1,351億円の赤字。

 

 

 

私は、正直楽天は投資先を間違えたとしか思えない。

 

元々三木谷社長が好きだったかと言われたら苦手な部類でした。

 

私としては

楽天市場は見づらいし、

楽天トラベルもじゃらん(リクルート社)の劣化版のイメージ

楽天カードもポイントで釣ったけど、その分持ち出しあるよね!?

 

 

ただ、消費者をどう囲い込むか、

という術は確かにあった。

楽天カードマンだったり、

とにかく利用者にポイントを与えることでサービスの利用を増やしていく。

 

一度楽天圏内に取り込んでしまえば、

人は楽をしようと、その圏内のサービスを利用するようになる。

 

言い方は悪いが、

三木谷社長はワンマンなイメージがある。

とはいえカリスマと呼ばれる人はワンマンである。

 

が、

嫌いな会社であるソフトバンクの孫社長は、

会社自体は嫌いだが、孫社長にはカリスマ性を感じるし

個人としては嫌いじゃない。

 

楽天に関しては、

会社も社長も私は嫌いだ。

 

今回の資金調達の仕方もそうだし、

楽天モバイルに執着している部分もそうだし。

 

折角黒字になるサービスがあるのに、

全てを食い尽くすモバイル事業への投資は

間違いだったんじゃないかな。と思う。

 

 

そもそも、モバイル事業は既に成熟しきっていた。

DoCoMo、KDDI、ソフトバンク。

談合三社なんていわれた時もありましたが。

 

良くも悪くも、

そこそそこ、質の良いサービスをそれなりの価格で展開していた。

 

そこからMVNOが出てきた。

格安スマホと呼ばれるサービスだ。

私はマイネオ(mineo)を利用しているが月2,000円以下。

 

大手三社の余っている部分を間借りして、繋ぐサービスで

12時や18時といった利用者が多い時間は速度制限があったり

全体的に速度のムラがあるが、私的には我慢できる範囲だ。

 

楽天の新規参入のニュースを見ても、

MVNOでもなく、

大手三社でもない楽天モバイルの魅力って何だろう?

 

楽天が求めたのが

国から得られるプラチナバンド。

 

この権利の取得が楽天の目標ではあったが・・・。

ここで楽天が得たプラチナバンド(周波数)の話を出すと長くなるので割愛することにする。

 

 

求めていたもの(プラチナバンド)を手に入れられた楽天は

次にやらなければいけないのが設備投資だ。

 

電波塔と呼ばれるものを、

建てて行かなくてはならない。

 

この楽天の電波塔を

どこに建てるかというお話なんですよ。

 

そこが三木谷さんが見えていなかった部分かなぁ。

 

欲しいもの(プラチナバンド)を手に入れる為に、

それなりに様々な手を使ったでしょう。

普通の一企業なら今更新規参戦なんて無理ですよ。

 

三木谷さんの政治力はかなりある。

と思います。

 

むしろ政治家向き。

 

・用地取得への資金

・建てる場所への資金提供

・維持費

 

これを全て自前でやろうとしちゃっている。

 

・・・いや、自前じゃないな

楽天というブランド力を削ってやっている。

 

今回の楽天銀行の海外への株飛ばしもそうだし、

GSはよく引き受けてくれたなぁと。

政治力はあるのは認めます。

 

 

一般利用者目線で言わせてもらうと、

楽天モバイルがプラチナバンドを持とうが、

mineo以上の魅力は感じません。

 

楽天モバイルの無制限プランは確かに良いなとは思いますが、

モバイル回線にそこまで求めていないのと、

巨大赤字でやっている以上、

 

サービスの改悪が

いずれ訪れるかもしれないという、

不安感が勝る。

 

 

顧客を取り込む為に安さを重視する時代は

実はもう、終わっている。

 

 

消費者は賢くなった。

安定したサービスを

適正な価格で提供してる会社を

利用したいと思っている。

 

 

楽天という会社に厚かましいが助言するならば、

サービスの料金は値上げしていい。

ただ、その中でポイント還元率を下げないことが

実は正解。

 

消費者目線で支払った額の大小は実は関係ない。(個人的な意見です)

還元されたポイントのパーセンテージが重要になってきている

この心理に気づけるかどうか。

 

語りすぎましたね。

以上です!