朝方冷えるようになって、夏蒲団に薄い毛布を重ねて寝ている。とは言っても、昼間の日差しは強く汗ばむくらいだ。もうしばらくは半袖で過ごせそうな感じである。
先日、高校時代の友人夫妻と会食をした。高校1年からはや50年の親交になる。そのときに我々の結婚(入籍)の祝いに「わたせせいぞう」の絵をいただいた。なかなかお洒落なものだ。
リビングに飾ろうと思ったが適当なスペースがなく、玄関を入った正面の壁に掛けることにした。現在絵にスポットライトを当てるべく電気工事を依頼している。
家内とは7年の付き合いの後に今年の7月7日(七夕)に入籍した。彼女は中国語が専門の翻・通訳者である。また、中国人に日本語も教えている。私が地場の翻訳会社に勤務していたときに登録されていた翻・通訳者である。
彼女との出会いは2009年12月、翻訳会社主催の忘年会が最初だった。当時は私も一登録翻訳者だった。愛想が良い彼女に私が感じた第一印象は「翻訳者にこんな感じのいい人もいるんだ!」だった。あれから15年、彼女に対するイメージも随分変わってきた。それは向こうも同じようなものだろう。
高校時代の友人たちとの親交も50年と書いたが、一口に50年といっても随分の長さだ。私の場合、北九州(19年)⇒京都(4年)⇒東京(8年)⇒福岡・博多(8年)⇒北九州(現在27年目)と居所も変わっている。現在北九州で46年目を生きているので、人生の70%以上が北九州ということになる。
今朝の新聞を見ていいると50年という単語が出てきた。昨日、日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)がノーベル平和賞を受賞したが、前回の佐藤栄作元首相(1901-1975)から50年ぶりとのことである。随分と歴史も流れたものだ。
そんな奇妙な符合を感じた秋晴れの日だった。