台風一過。9月に入ると朝晩少しだけ涼しくなった。夕食後、家内と家の周りを散歩すると、鈴虫の鳴き声が聞こえるようになった。いつの間にか秋が始まっていた。
先日の英会話の授業でSeparable Phrasal Verbs(分離可能句動詞)というものを習った。分離可能句動詞とは、目的語が句動詞の間に入ることができる(前置詞・副詞を動詞と切り離して使える)句動詞をいう。
テキストに出てきたのはpass upとturn downという二つの句動詞。ともにdecline(断る・辞退する)という意味である。
You’d be crazy to pass up the opportunity to be on TV.
= You’d be crazy to pass the opportunity up to be on TV.
テレビに出る機会を逃すなんて、どうかしているよ
You shouldn’t turn down such a chance that you can see the world.
= You shouldn’t turn such a chance down that you can see the world.
世界を見ることができるこんなチャンスを断るべきじゃないよ
その他の分離可能句動詞にput off(延期する)、keep up(維持する)、figure out (理解する・考え出す)、call off(中止・やめる)、put out(消火する)などがある。
これに対して、前置詞・副詞と動詞が切り離して使えないものをInseparable Phrasal Verbs(分離不可能句動詞)という。
First, we have to find out what the company needs.
(誤)First, we have to find what the company needs out.
まず、その会社が何を必要としているのかを明らかにしなければならない。
The city got over the environmental pollution in 1990s.
(誤)The city got the environmental pollution over in 1990s.
その都市は1990年代に環境汚染を克服した。
その他の分離不可能句動詞にlook after(世話をする)、run into(偶然~に出会う)、deal with(対処する)、turn out(結果的に~になる)、end up(最後には~になる)、come across(思いつく)などがある。
また、分離不可能句動詞で3語のものには、look up to(尊敬する)、get along with(仲良くする)、put up with(耐える・我慢する)、come up with(思いつく)、catch up on(取り戻す)、keep up with(遅れずについていく)などがある。