英語の迷い道(その196)-法務事務所での翻訳業務-「門前の小僧」の独り言 | 流離の翻訳者 青春のノスタルジア

流離の翻訳者 青春のノスタルジア

福岡県立小倉西高校(第29期)⇒北九州予備校⇒京都大学経済学部1982年卒
大手損保・地銀などの勤務を経て2008年法務・金融分野の翻訳者デビュー(和文英訳・翻訳歴17年)
翻訳会社勤務(約10年)を経て現在も英語の気儘な翻訳の独り旅を継続中

今週から二学期が始まったらしく、街中で小学生や制服姿の中学生・高校生を見かけるようになった。それが台風の接近で昨日、今日と休校になっている。私の事務所もこの二日間は休みだ。

 

昨夜はかなり雨が降ったようだが、今朝は雨風ともに小さくなった。台風も過ぎ去りつつある。北九州は台風、台風と騒いでもせいぜいこの程度だ。台風が過ぎれば少しは涼しくなるだろう。

 

 

法務事務所での翻訳などの仕事を始めて2か月半、ビザの申請など全く知らない世界だったが、門前の小僧にも少しづつ仕事の中身が見えてきた。業務全体の流れのようなものが何となく分かった。何よりも翻訳が続けられていることが今は嬉しい。

 

起訴状(Indictment)など、それなりの長さの日本語の翻訳には翻訳ツールを使用する。翻訳ツールにより作成された英文を日本語と照合して校正する。「Google翻訳」以外に「DeepL翻訳」というツールも使っている。こちらの方が精度が高いらしい。

 

住民票戸籍抄本の翻訳については、一次翻訳者が翻訳した内容をチェックする。その他給与明細源泉徴収表などの翻訳を行うこともある。

 

英訳したビザ申請必要書類一式は、すべてネイティブ・チェックを施してから顧客に納品する。その書類を持参して、顧客は領事館で領事との面接に臨む。そんな流れである。

 

 

本文に書いた「門前の小僧」の諺門前の小僧習わぬ経を読むだが、英語ではどう表すのだろう。上記DeepLで翻訳してみた。

 

門前の小僧習わぬ経を読む

The boy at the gate reads a sutra he has never learned.

 

ネットで調べると、英語の類似表現に以下のものがあるらしい。

 

(1) A saint's maid quotes Latin.

聖人のお手伝いさんはラテン語を引用する

 

(2) The sparrow near a school sings the primer.

学校の近くにいるスズメは教科書通りに鳴く