英語の迷い道(その193)-「花守の丘」-「俺は、君のためにこそ死ににいく」 | 流離の翻訳者 青春のノスタルジア

流離の翻訳者 青春のノスタルジア

福岡県立小倉西高校(第29期)⇒北九州予備校⇒京都大学経済学部1982年卒
大手損保・地銀などの勤務を経て2008年法務・金融分野の翻訳者デビュー(和文英訳・翻訳歴17年)
翻訳会社勤務(約10年)を経て現在も英語の気儘な翻訳の独り旅を継続中

終戦記念日を迎えた。「晩夏光」とは「夏の終わりの頃の衰えぬ暑光」をいう。今年も静かに盛夏が過ぎてゆく。

 

 

「俺は、君のためにこそ死ににいく」は2007年公開の映画である。ちょうど今、甲子園で戦っている球児たちが生まれた頃のものだ。DVDを借りて一度みたが、どうしてももう一度みたくなり結局DVDを買ってしまった。哀しくも美しいストーリーが印象深い。

 

以下の動画は、この「俺は、君のためにこそ死ににいく」からの映像である。BGMは梶浦由記さんの「花守の丘」。哀しい情景が増幅される。

 

 

「花守の丘」

 

丘を染めて白い花が

咲き誇る夏には

貴方といたこの日々を

思い出すでしょう

 

それはとても哀しいけど

綺麗な一時で

生きてるよろこびの

全てを知った

 

最後の光を惜しむように

暮れ行く大地が優しい声で

永遠を歌い出すまで

 

何も言わず散って行った

静かな花のように

迷いのない強さが

私にありますか

 

それはとても小さなこと

例えばどんな時も

微笑み絶やさない

勇気を持てたら

 

貴方の記憶を胸の中で

誇れる私でいられるように

優しさしさを語りましょう

枯れない涙の海から

 

丘を染めた白い雪が

溶けて行く大地に

何度もまた花びらは

返り咲くでしょう

 

最後の光を惜しみながら

暮れ行く大地が優しい声で

哀しみを歌う時

よろこびの種をまく

永遠を語りましょう

貴方の愛した未来を