7月に入った。今年もはや後半である。今日は北九州市に「土砂災害警戒情報」及び大雨警報・洪水警報が出された影響で市立の小・中学校は休校になったらしい。強い雨音を除きいつになく静かな月曜の朝となった。
雨は昼前から小降りになったが、鬱陶しい日々はこれからだ。あと2週間余り。一日も早く梅雨が明けて欲しい。
私にとって6月はかつては「魔の季節」だった。季節は梅雨に入り精神的にも悩んだ経験が多かったからだ。大学4年の時、小学校以来の親友が自殺したものこの時期だ。もうあれから43年になる。
いつも「6月さえ乗り切ればきっとなんとかなる」と思ってきた。梅雨が明け夏になると何となく悩みは解消していた。それがどうしたことだろう?今年は6月に結構良いことが重なった。パートで翻訳の仕事が決まり、英会話のレベルもアップした。
季節ではなく、一日の時間でも「魔の刻」と呼ばれる時刻がある。少し季節外れだが、それが、日が沈んだばかりの薄暗い頃で「逢魔時(おうまがとき)」と呼ばれる。
「大禍時(おおまがとき)」や前漢末の王莽(おうもう)(45B.C.-23)の災禍にこじつけ「王莽時(おうもうがとき)」と書くこともある。
一般的には酉(とり)の刻(17時~19時、正刻18時、暮6つ)を指すが、いかにも魔物に遭遇しそうな時刻、大きな災禍が起こりそうな不吉な時刻を意味する。
「逢魔時」は英語でeventide, gloaming, spooky dusk, twilightなどと訳されるがeventideはeveningの《古・詩》(古語・詩的表現)である。
