英語の迷い道(その170)-「料理ができることの大切さ」-自炊の起源 | 流離の翻訳者 青春のノスタルジア

流離の翻訳者 青春のノスタルジア

福岡県立小倉西高校(第29期)⇒北九州予備校⇒京都大学経済学部1982年卒
大手損保・地銀などの勤務を経て2008年法務・金融分野の翻訳者デビュー(和文英訳・翻訳歴17年)
翻訳会社勤務(約10年)を経て現在も英語の気儘な翻訳の独り旅を継続中

昨日から久しぶりの雨になっているが、庭の草花たちは嬉しそうだ。紫陽花も咲き始めた。梅雨入りが近いのか。

 

 

前回、現在家内が帰省中で自炊をしていることを書いたが、自炊の起源をたどるとやはり受験生時代の「夜食」にたどり着く。

 

当時の夜食は大抵はインスタント・ラーメンだった。お気に入りはマルタイの「屋台ラーメン」青に黄色のパッケージで今も販売されている。

 

ラーメンにベーコンや卵などを入れ、それにライスも食べる。ラーメンを作った鍋から食べるようになったのもその頃だ。夜中の2時くらいにそれだけ食べるのだから朝食が食べられるはずがない。

 

夜食を食べるとさらに眠くなる。勉強など進まなくなり結局寝てしまう。そんな状況で太らなかったのが不思議なくらいだ。

 

 

以下の京大の問題は「料理ができることの大切さ」に関するものである。料理ができることでこんなメリットがあるのか……。そんなこと考えたこともなかった。

 

 

(問題)

Ⅲ.次の文章を英訳しなさい。

 

私の意見では、現代の若者は性別を問わずに自分で調理できることが大切である。料理をおいしく仕上げるためには豊かな想像力や手先の器用さが要求されるので、心身の健康にとても良い。食材に意識的になれば自然への関心も高まる。さらに、料理で友人をもてなすことができると、あるいは人と共同して料理ができると、絆が深まることは間違いない。

(京都大学・2012年)

 

 

(拙・和文英訳)

In my opinion, it is important for today’s young people, regardless of gender, to be able to cook by themselves. Cooking delicious dishes requires a rich imagination and manual dexterity, which is very good for your physical and mental health. The more conscious you become of ingredients, the more interested you will be in nature. Further, if you are able to entertain your friends through cooking, or to cook with other people, you can be sure that you will strengthen the bonds with them.