英語の迷い道(その112)-捨てられない本-「パターン活用 ビジネス英文手紙」 | 流離の翻訳者 青春のノスタルジア

流離の翻訳者 青春のノスタルジア

福岡県立小倉西高校(第29期)⇒北九州予備校⇒京都大学経済学部1982年卒
大手損保・地銀などの勤務を経て2008年法務・金融分野の翻訳者デビュー(和文英訳・翻訳歴17年)
翻訳会社勤務(約10年)を経て現在も英語の気儘な翻訳の独り旅を継続中

一念発起して英語の再勉強を始めたのが1999年3月。もうすぐ25年(四半世紀)になる。

 

きっかけはある病院でのカウンセリングだった。女性カウンセラーから「何か好きなことを始めてみたら!?」と提案された。それで始めたのが英語だった。

 

 

本棚の片隅になかなか捨てられない本がある。「パターン活用 ビジネス英文手紙」(佐藤猛郎著・創元社)というものだ。

 

同年4月に英会話スクールのNOVAに入学、恥を忍んで中学生と一緒にレッスンを受けることもあった。若い子はさすがに覚えが速い。汗をかき、しどろもどろになりながらの英語学習だった。

 

 

少し余裕が出た1999年の夏ごろ購入したのが「パターン活用 ビジネス英文手紙」だった。「しゃべるばかりでなくビジネス英語が書けるようになりたい」と思ったからだ。

 

しばらくは本棚で埃を被っていたが、それから数年が経ち翻訳を志そうと思ったときに一通り読み直した。これを読んで自分がライティングについて何一つ知らなかったことを痛感した。

 

アメリカ式とイギリス式の日付や宛名の書き方からである。今でも時々「どうだったっけぇ~」と同書を紐解くことがある。頼れる先生みたいな本である。