ここ二三日久しぶりの雨となっている。一昨日から娘が孫娘二人を連れて帰省してきており、私は久しぶりの「ジージ」になった。家の中は賑やかになったが、孫の対応は面白くも体力が必要だ。
昨年12月前期高齢者になってから電車などの「優先席」に座ることに遠慮がなくなった。ある意味情けない話だ。私より年上でも若々しく見える人はたくさんおり、少し体力をつけなければと思う。
孫たちの様子を観察していると実に面白い。不思議な言葉を発したり不思議な反応をする。「子供にしか見えない世界があるのか」と思う。まるでトトロだ。
娘に聞くと、上の孫娘は壁の一点を怖がることがあるらしい。また前回帰省したときはある蝶々のオモチャを妙に怖がった。自分が幼い頃、伯父の家にあった赤い牛の絵皿を妙に怖がったことを思い出した。子供とは不思議なものだ。
(問題)
テレビと比べて、本はつつましやかですが、それだけに子供にとってはわがままな対しかたが可能です。気に入った本をいつでも見られるし、ページを勝手にくることもできます。そのうえ、大好きなひとに読んでもらうという楽しみさえあります。
(京都大学・1995年前期)
(拙・和文英訳)
Compared with television, books are more modest, however, children can deal with books in a selfish manner all the more for the modesty. Children can always look at books they like, and they can turn the pages on their own. Further, they can even have a right to have someone whom they like best read them.