英語の迷い道(その105)-頑張れ!!受験生-「冬の星座」 | 流離の翻訳者 青春のノスタルジア

流離の翻訳者 青春のノスタルジア

福岡県立小倉西高校(第29期)⇒北九州予備校⇒京都大学経済学部1982年卒
大手損保・地銀などの勤務を経て2008年法務・金融分野の翻訳者デビュー(和文英訳・翻訳歴17年)
翻訳会社勤務(約10年)を経て現在も英語の気儘な翻訳の独り旅を継続中

ここ数日、穏やかな冬晴れが続いている。巷では昨日今日と共通テストが実施されているらしい。受験生の健闘を祈る。

 

私の頃は今の共通テストの前のセンター試験、そのまた前の共通一次よりも前の一発勝負の時代だった。4世代も昔のことである。

 

当時は今からが追い込みの時期だった。関西の私立が2月上旬、東京の私立が2月中旬以降、国立一期が3月3日~5日だった。

 

今も部屋ではエアコンの他にファンヒーターを使っているが、灯油が燃える臭いを嗅ぐと当時のことが懐かしく思い出される。

 

石油ストーブを長時間使うと空気も悪くなり眠くもなるので、ストーブを消して褞袍(どてら)を着て足に毛布を巻いて達磨のようになって暖をとった。「頭寒足熱」と言うが嘘みたいな話である。ただ当時はそれくらい寒かった。

 

私の部屋は二階で物干しがあった。勉強に疲れると物干しに出て冬の星座を眺めていた。夜空にはオリオン座が神秘的に煌めいていた。

 

 

当時何を思って星を見つめていたのか?時間は継続しているはずなのに全く思い出せない。人の一生とは何なのかとふと考える。