英語の迷い道(その66)-唱歌「里の秋」(日本語版&中国語版) | 流離の翻訳者 青春のノスタルジア

流離の翻訳者 青春のノスタルジア

福岡県立小倉西高校(第29期)⇒北九州予備校⇒京都大学経済学部1982年卒
大手損保・地銀などの勤務を経て2008年法務・金融分野の翻訳者デビュー(和文英訳・翻訳歴17年)
翻訳会社勤務(約10年)を経て現在も英語の気儘な翻訳の独り旅を継続中

今日で10月も終わり。日々秋が深まってゆく。衣替えも終わり鍋が恋しい季節になった。

 

以下は唱歌「里の秋」の歌詞だが、第二次大戦後に復員してくる父親を待つ母子家庭の姿が偲ばれる。この中国語版というものがある。こちらは恋愛の歌のようである。

 

「里の秋」

作詞:斎藤 信夫、作曲:海沼 実

1.

静かな静かな 里の秋

お背戸(せど)に木の実の 落ちる夜は

ああ母さんと ただ二人

栗の実煮てます いろりばた

 

2.

明るい明るい 星の空

鳴き鳴き夜鴨(よがも)の 渡る夜は

ああ父さんの あの笑顔

栗の実食べては 思い出す

 

3.

さよならさよなら 椰子(やし)の島

お舟にゆられて 帰られる

ああ父さんよ 御無事でと

今夜も母さんと 祈ります