英語の迷い道(その43)-「古代ロマン」の旅へ | 流離の翻訳者 青春のノスタルジア

流離の翻訳者 青春のノスタルジア

福岡県立小倉西高校(第29期)⇒北九州予備校⇒京都大学経済学部1982年卒
大手損保・地銀などの勤務を経て2008年法務・金融分野の翻訳者デビュー(和文英訳・翻訳歴17年)
翻訳会社勤務(約10年)を経て現在も英語の気儘な翻訳の独り旅を継続中

9月に入ってから昨日までの雲一つない猛暑が続いていたが今日は少し鎮まった。久しぶりの曇りである。しかし、まだまだ残暑は続く。

 

 

8月に大学の教官をしている大学時代の友人から勧められた古代史関連の書籍を、昨日から少しずつ読み始めた。

 

一度読んだはずだと思っていた「隠された十字架」(梅原 猛著)を50ページほど読んだがまったく記憶がない。実は読んでいないのかも知れない。でも内容は実に面白い。

 

法隆寺建立の謎。法隆寺に秘められた7つの謎。聖徳太子の謎…。まるで推理小説を読んでいるみたいである。

 

今年の秋は遥か古代のロマンを追いかける旅となりそうである。

 

 

同書の「はじめに」にこんな言葉が記されていた。

 

人間の魂は、かつて真理の国にいて、真理をはっきり見ていた。しかし、今や人間は現象の国に生れて、真理をはっきり見る眼を失った。それ故、この現象の国で、真理を認識するためには、かつて彼の魂がそこにいた真理の国を想起すればよい。(プラトン「メノン」)

 

 

(拙・英文和訳)

The human soul was once in the land of truth and saw the truth clearly. But now man was born in the land of phenomena and lost his eyes to see the truth clearly. Therefore, in order to recognize the truth in this land of phenomena, one has only to recall the land of truth where his soul was once there. (Plato "Menon")