万倉(まぐら)温泉という温泉が山口県宇部市にある。そこにある「楠こもれびの郷 くすくすの湯」に先日漬かってきた。
泉質は俵山や一の俣同様、ぬるっとしていて私の好みだ。施設は近代的だが、辺りは山里の中の一軒宿といった風情で趣がある。
併設されている「農家レストラン つつじ」も値段も手頃でとても美味しかった。「くすくすの湯」にはこれまで何度か訪れているがレストランを利用したのは初めてだった。
先日テレビを観ていて「木漏れ日」を一語で表現できる英単語は無いことを知った。確か以前一度調べて訳語に苦労した記憶があった。
ドイツ語や中国語も調べてみたが「木漏れ日」に相当する単語は無いようである。日本語の方が表現が繊細と言える。
「木漏れ日」を広辞苑で引くと、「枝葉の間から漏れてくる日光」とあった。まさにそのままの意味である。
英語訳、ドイツ語訳、中国語訳を調べてみると、広辞苑の定義の直訳だった。
英語訳: Sunlight filtering through the trees (treetops)
ドイツ語訳: Sonnenlicht, das durch Bäume dringt
中国語(簡体字)訳: 阳光透过树林
なおこの「木漏れ日」、俳句では春夏秋冬いつでも使え季語ではないらしい。