英語の迷い道(その20)-災いを招く「雨」-天気にかかわる言葉が多い理由 | 流離の翻訳者 青春のノスタルジア

流離の翻訳者 青春のノスタルジア

福岡県立小倉西高校(第29期)⇒北九州予備校⇒京都大学経済学部1982年卒
大手損保・地銀などの勤務を経て2008年法務・金融分野の翻訳者デビュー(和文英訳・翻訳歴17年)
翻訳会社勤務(約10年)を経て現在も英語の気儘な翻訳の独り旅を継続中

昨日、奄美地方で梅雨が明けたらしい。こちらの梅雨もあと2週間ほどで明けるだろう。熱帯夜なのか2日ほど前からクーラーを使い始めた。いよいよ暑い夏がやってくる。

 

 

職場を去って丸一年になる。時間ができたため、以前からやりたいと思っていたことを片っ端から実行した。身の回りの環境も目まぐるしく変わった。一年前に今の状況を想像もしていなかった。

 

これからの一年は、もう少し落ち着いた、またもっと楽しい一年にしたい。今年前半を終えてそんなことを思う。

 

 

次の京大の問題は「雨」に関するものである。私は人との会話で天候の話から入ることが多い。まず共通の話題の天候の話で共感を得てから本題に入る方がスムーズに会話が進むと考えるからである。

 

 

 

(問題)

雨は降らなくても降りすぎても災いを招く。天気予報という言葉さえなかった時代、先の天気は自分で判断するしか術がなかった。だから人々は真剣に空を眺め、風を読んだに違いない。天気にかかわる言葉が豊かなのは、そのせいだろう。

(京都大学 1994年前期)

 

 

(拙・和文英訳)

Even if we have no rain or a lot of rain, it will cause a disaster. In the past, since there was not a word like weather forecast, the only way for people to judge the weather in the future was to judge it by themselves. Therefore, people must have earnestly looked at the sky and read the wind, which is probably the reason why there are so many words relating to the weather.