太陰暦では一日の始まりは夜だったらしい。
一日は夜(to-night)⇒朝(to-morrow)⇒昼(to-day)の順番だった。なおmorrowは古語で「朝」の意味を持つ。
これが太陽暦になって夜中に日付けが変わるようになった。「夕べ」と言えば「昨夜」になり、昨日の夕べをの意味になる。
(to-morrow)もその日の朝ではなく、tomorrowで「翌日」を意味するようになった。なんか頭が混乱する話である。
クリスマスがもイヴの12月24日の宵祭りであるのも太陰暦の名残りらしい。本来のクリスマスは12月24日の夕べに始まり12月25日の朝に終わる。12月25日の夕べはもうクリスマスではない。
太陰暦について調べてみたがどうも判然としない。
あまりにわかりにくいので、興味のある方は外山滋比古著「90歳の人間力」のp138-139を読んでいただきたい。