新・英語の散歩道(その99)-外山滋比古著「90歳の人間力」③-太陰暦の一日の謎 | 流離の翻訳者 青春のノスタルジア

流離の翻訳者 青春のノスタルジア

福岡県立小倉西高校(第29期)⇒北九州予備校⇒京都大学経済学部1982年卒
大手損保・地銀などの勤務を経て2008年法務・金融分野の翻訳者デビュー(和文英訳・翻訳歴17年)
翻訳会社勤務(約10年)を経て現在も英語の気儘な翻訳の独り旅を継続中

太陰暦では一日の始まりは夜だったらしい。

 

一日は夜(to-night)⇒朝(to-morrow)⇒昼(to-day)の順番だった。なおmorrowは古語で「朝」の意味を持つ。

 

これが太陽暦になって夜中に日付けが変わるようになった。「夕べ」と言えば「昨夜」になり、昨日の夕べをの意味になる。

 

 

(to-morrow)もその日の朝ではなく、tomorrow「翌日」を意味するようになった。なんか頭が混乱する話である。

 

クリスマスがもイヴの12月24日の宵祭りであるのも太陰暦の名残りらしい。本来のクリスマスは12月24日の夕べに始まり12月25日の朝に終わる。12月25日の夕べはもうクリスマスではない。

 

 

太陰暦について調べてみたがどうも判然としない。

 

 

あまりにわかりにくいので、興味のある方は外山滋比古著「90歳の人間力」p138-139を読んでいただきたい。