新・英語の散歩道(その55)-黄色い春の花-「サイコパスの真実」 | 流離の翻訳者 青春のノスタルジア

流離の翻訳者 青春のノスタルジア

福岡県立小倉西高校(第29期)⇒北九州予備校⇒京都大学経済学部1982年卒
大手損保・地銀などの勤務を経て2008年法務・金融分野の翻訳者デビュー(和文英訳・翻訳歴17年)
翻訳会社勤務(約10年)を経て現在も英語の気儘な翻訳の独り旅を継続中

昨年の秋に植えた20本のチューリップの1本が黄色い花を咲かせた。また小さな家庭菜園では紅菜苔(コウサイタイ)が黄色い花を咲かせている。こちらは日々春らしくなっている。

 

 

 

今までの人生の中で「サイコパス」と呼べるような人間を二人知っている。それも二人とも同じ部門に同時期に所属していた。もう20年以上前のことだが二人とも男性、私より年下だった。

 

「サイコパス」についてはその当時用語すら知らなかった。とにかく二人とも仕事の要領がよく狡猾な人間で気がつけば彼らに利用されていたこともあった。自分の業績のためには何でもやるような輩だった。

 

幸い私は酷い被害は受けなかったが結局二人とも転職していった。今は転職先でそれなりのポジションに就いているのではないだろうか。まあ二人とも二度と付き合いたくない連中である。

 

 

東野圭吾の長編小説「白夜行」唐沢(西本)雪穂「幻夜」新海美冬には、単なる悪女というだけではなくサイコパスの傾向がみられる。

 

 

数年前「サイコパス」に関心をもって何冊か専門書を購入した。最初に読んだものが原田隆之著「サイコパスの真実」というものである。

 

同書の扉にこんな文章がある。

 

「……彼らは、他者の権利や尊厳を考慮せず、自己の利益のみに関心があり、平気で嘘をついたり、冷酷な仕打ちをしたりする。失敗を他人のせいにし、些細なことで怒りを爆発させ、攻撃的な言動を取る。彼らの行動は予測不能で、ときに理解しがたい衝動的な行動に出る。」