新・英語の散歩道(その6)-夢のしっぽ-Carpenters「眠れない夜(Eve)」 | 流離の翻訳者 青春のノスタルジア

流離の翻訳者 青春のノスタルジア

福岡県立小倉西高校(第29期)⇒北九州予備校⇒京都大学経済学部1982年卒
大手損保・地銀などの勤務を経て2008年法務・金融分野の翻訳者デビュー(和文英訳・翻訳歴17年)
翻訳会社勤務(約10年)を経て現在も英語の気儘な翻訳の独り旅を継続中

「初夢」は1月1日の夜から2日の朝にかけて見る夢となっているが、何を見たのか忘れてしまった。いつものことである。

 

 

昔読んだ本に「夢を思いだすためには夢のしっぽを捕まえることだ」とあった。

 

夢のあるシーンを覚えておき、目が覚めたら忘れないうちに何処かに書きとめておく。このシーンから夢の全体が芋づる式に思い出せるらしい。何度かやってみたが確かに夢の大部分を思い出すことができた。

 

 

 

「英文表現法」からもう一本英訳に挑戦したい。今回は「演習」「学芸・文化に関する表現」からの問題である。

 

 

(演習問題)

「詩や小説の中で人間が眠っているときに見る夢を、ありありと描くことはじつにむずかしいようである。なぜなら夢には、独自なリアリティがあり、短さ、あいまいさ、非合理さ、あるいは主観的な無類の真実さなどそれらのいずれを欠いても夢らしい自然は失われてしまうからである。」(清岡卓行)

 

 

(拙・和文英訳)

It seems truly difficult to describe a dream vividly in a poem or a novel when we dream while sleeping, which is because a dream has its own reality. Therefore, without either of the shortness, ambiguity, irrationality, or subjective unique authenticity of a dream, the naturality of the dream would be lost.