続・英語の散歩道(その101)-「夢枕に立つ友人」-PerhapsとProbably | 流離の翻訳者 青春のノスタルジア

流離の翻訳者 青春のノスタルジア

福岡県立小倉西高校(第29期)⇒北九州予備校⇒京都大学経済学部1982年卒
大手損保・地銀などの勤務を経て2008年法務・金融分野の翻訳者デビュー(和文英訳・翻訳歴17年)
翻訳会社勤務(約10年)を経て現在も英語の気儘な翻訳の独り旅を継続中

先日、突然小学校からの幼馴染みが夢に出てきた。彼も私も20代くらいの様子である。随分一緒に遊んだ友人だったが音信が途絶えて40年近くになる。

 

数年前、偶然にも彼の姉上とお話しする機会を得た。どうも彼の健康状態はあまり思わしくないらしい。

 

 

朝起きぬけに観たニュースであるタレントの訃報を知った。どういうわけかファースト・ネームが彼と一致した。「虫の知らせ」で無ければ良いのだが ……。

 

 

 

「多分(たぶん)」という日本語は実にあいまいだ。広辞苑には「大抵、大方、おそらく」とある。

 

これが「多分に」となると「数量や程度あるいは確度がかなり大きいさま、相当」となる。「に」がついただけで程度が大きくなる。不思議な単語だ。

 

 

「多分」から perhaps という単語が浮かんだ。この語、中学ぐらいで学んだがしっかり辞書を引いたことも無く、普通英訳では probably を用いていた。この語一体何なのか?

 

 

辞書を引くと意外なことが書いてあった。

 

⦅英略式⦆〔偶然(haps)によって(per).起こる確率が5割以下と考えられる場合に用いる〕

 

さらに話し手の確信度は probably ⇒ maybe ⇒ perhaps ⇒ possibly の順に低くなるとあった。やはり辞書を引いてみることが重要である。

 

 

 

 

Your solution is probably incorrect.

「君の解答は十中八九間違っている」

 

Maybe your solution is incorrect.

「君の解答はおそらく間違っている」

 

Your solution is perhaps incorrect.

「君の解答はもしかしたら間違っている」

 

Your solution is possibly incorrect.

「君の解答はひょっとしたら間違っている」