続・英語の散歩道(その84)-「秋月城下町」-山崎ハコ「硝子のピノキオ」 | 流離の翻訳者 青春のノスタルジア

流離の翻訳者 青春のノスタルジア

福岡県立小倉西高校(第29期)⇒北九州予備校⇒京都大学経済学部1982年卒
大手損保・地銀などの勤務を経て2008年法務・金融分野の翻訳者デビュー(和文英訳・翻訳歴17年)
翻訳会社勤務(約10年)を経て現在も英語の気儘な翻訳の独り旅を継続中

秋月は、筑前の小京都とも呼ばれる静かな城下町である。

 

「三連水車の里あさくら」で果物や野菜を買い込んだ帰りに短い時間立ち寄ってからもう3年になる。武家屋敷の佇まいの中、少しだけ色づいた紅葉と清流のせせらぎ、石畳に響く寺の鐘の音が消えたとき、暫し時が止まったような錯覚を覚えた。

 

 

 

 

「秋月レトロ市」と称する骨董・アンティークモールが常設されており20店ほどが出店している。これらを巡るのも楽しい。骨董店で値切って買った火鉢は、庭で植木鉢となって今も活躍している。

 

 

 

レトロな玩具やガラス細工、子連れの若い夫婦などを見ていると幼い頃の記憶が蘇ってくる。

 

 

 

「八丁峠道路(八丁トンネル)」が開通してアクセスが良くなった。紅葉もこれからが見頃だ。夕方5時のヴェルナーの「野ばら」のメロディが暮れてゆく小京都を優しく包んでいた。