続・英語の散歩道(その67)-岡垣町「北斗の水くみ」-北斗七星と南斗六星 | 流離の翻訳者 青春のノスタルジア

流離の翻訳者 青春のノスタルジア

福岡県立小倉西高校(第29期)⇒北九州予備校⇒京都大学経済学部1982年卒
大手損保・地銀などの勤務を経て2008年法務・金融分野の翻訳者デビュー(和文英訳・翻訳歴17年)
翻訳会社勤務(約10年)を経て現在も英語の気儘な翻訳の独り旅を継続中

「北斗七星」は柄杓状をなす大熊座(the Great Bear)の七星をいい、米語では the Big Dipper 英語では the Plough とか Charles’s Wain と表される。

 

この「北斗七星」に対比されるのが「南斗六星」と呼ばれるいて座(Sagittarius, the Archer)の上半身と弓の一部の明るい六星で、英語では Milk Dipper とか Southern dipper asterism within Sagittarius などと呼ばれている。

 

古代中国の道教(Taoism)では北斗七星を「死をつかさどる神(北斗星君)」、南斗六星を「生をつかさどる神(南斗星君)」とする思想があるらしい。

 

 

 

 

岡垣町(福岡県遠賀郡)の海岸では夏から秋にかけて「北斗の水くみ」という天文ショーが見られる。これは北斗七星が海面すれすれを通って再び空に上る姿が、まるで柄杓が海水を汲んでいるように見えることから名づけられたもので九州北岸に限られた現象らしい。

 

http://www.town.okagaki.lg.jp/s027/20151015194458.html

(※福岡県遠賀郡岡垣町ウェブサイトより引用)

 

 

 

 

秋は明るい星座が少なく寂しい夜空だが、時にはこんな天文ショーを楽しむような心の余裕を持ちたいものである。