続・英語の散歩道(その59)-「最盛期」(Zenith)の到来-追想「永遠の美少女」 | 流離の翻訳者 青春のノスタルジア

流離の翻訳者 青春のノスタルジア

福岡県立小倉西高校(第29期)⇒北九州予備校⇒京都大学経済学部1982年卒
大手損保・地銀などの勤務を経て2008年法務・金融分野の翻訳者デビュー(和文英訳・翻訳歴17年)
翻訳会社勤務(約10年)を経て現在も英語の気儘な翻訳の独り旅を継続中

「永遠の美少女」と聞いて思い浮かべる往年のアイドルや女優は人それぞれだろう。私の場合、自分と同じ年の岡田奈々さん。彼女こそ私にとっての永遠の美少女である。彼女の映像に同年齢の自分への思いを馳せる。

 

 

 

 

 

閑話休題 ……。新日鐵関連のE社から環境関連の納期も近づいた2016年2月下旬、同社別部門から今度は海外(米国)への通訳者の中期派遣(2か月程度)の案件が入ってきた。

 

E社はSV(スーパーバイザー)と取引先である米国企業C社に派遣し、通訳者はC社工場構内でE社の設備の据付や試運転についてSVとC社米国人労働者の間のコミュニケーションをサポートする。

 

年齢や体力が懸念されたが、本案件について私は技術通訳に豊富な経験を持つUさん(S社OB)をアサインした。季節的に熱中症などの心配も無かった。工場は米国アラバマ州のMという港町にあった。

 

 

 

環境の大型翻訳案件のチェック・納入を進めながら、海外への通訳者派遣の段取りをこなしてゆくのは相当な負荷があったが、他人に任せられる仕事でもなく頑張るしかなかった。

 

環境の大型翻訳案件はどうにか顧客の指示通りに2016年3月中旬に納入を終え、またUさんも3月下旬に無事渡米した。

 

 

①2015年10月からの下関市のK社への通訳者の長期派遣、②E社からの環境関連設備に関する大型翻訳案件、③同じくE社からの米国C社への通訳者の中期派遣などの案件を受けて、2015年4月~2016年3月期の翻訳・通訳部門の売上・収益は過去最高を記録した。

 

S社では毎年3月に業績賞与(インセンティブ)が支給されるが、予想以上の報酬を得ることができた。

 

 

 

翻訳・通訳部門の行く末は順風満帆に思われた。また、翻訳・通訳のコーディネートや営業についても自分なりに自信を持ち始めていた。

 

 

ただこのひと時こそが翻訳・通訳部門の最盛期(zenith)だったことを後々知ることになった。