続・英語の散歩道(その52)-「鎮魂歌」(レクイエム)-戦後77年に寄せて | 流離の翻訳者 青春のノスタルジア

流離の翻訳者 青春のノスタルジア

福岡県立小倉西高校(第29期)⇒北九州予備校⇒京都大学経済学部1982年卒
大手損保・地銀などの勤務を経て2008年法務・金融分野の翻訳者デビュー(和文英訳・翻訳歴17年)
翻訳会社勤務(約10年)を経て現在も英語の気儘な翻訳の独り旅を継続中

立秋を過ぎ甲子園で熱戦が続く中、今年も終戦の日を迎えた。戦後77年。猛暑の盆が静かに過ぎている。

 

NHKで太平洋戦争の特集番組が組まれたりして人は悪しき歴史を振り返る。最近昔の戦争映画を観ることが多くなったが、気が付けば歳をとったものだ。

 

 

先日の日経新聞の「春秋」にこんな言葉があった。「私たちもやがて誰かの思い出の中で生きる」寂しいような ……、少しほっとしたような ……。

 

 

「鎮魂歌」とは死者の魂を鎮めるための歌のことで英語では requiem という。ラテン語のrequies(休息・安息)が語源らしい。英英辞典の定義は以下の通り。

 

Requiem (or requiem mass):

A Christian ceremony for a person who has recently died, at which people say prayers for his or her soul, or a piece of music for the ceremony.

 

「最近亡くなった人の霊魂に人々が祈りを捧げるキリスト教の儀式、またはその儀式で演奏される音楽」

 

 

以下の曲は Fiction Junction の「花守の丘」というもので作詞・作曲は梶浦由記。元々「真救世主伝説 北斗の拳 トキ伝」の主題歌らしい。

 

アニメは見たことがないが動画の映像は映画「俺は、君のためにこそ死にに行く」(2007年)のものである。

 

戦後77年の終戦の日に寄せて以下のレクイエムを英霊たちに捧げたい。