続・英語の散歩道(その41)-「天空の稲荷」とデカ盛り食堂 | 流離の翻訳者 青春のノスタルジア

流離の翻訳者 青春のノスタルジア

福岡県立小倉西高校(第29期)⇒北九州予備校⇒京都大学経済学部1982年卒
大手損保・地銀などの勤務を経て2008年法務・金融分野の翻訳者デビュー(和文英訳・翻訳歴17年)
翻訳会社勤務(約10年)を経て現在も英語の気儘な翻訳の独り旅を継続中

やはりドライブは山陰線が良い。夏でも冬でも海の色が濃く様々な表情を見せてくれる。また国道191号線沿線は観光スポットも多い。

 

週末はいつも一人車を走らせては海や山を眺めたり観光スポットを訪ねたりしてストレスを発散していた。

 

 

よく行ったのが「吉母海水浴場」である。海水浴シーズンでなければ白い砂浜と静かな海が美しい。砂浜のベンチに腰かけて穏やかな海を眺めていると翻訳で疲れた目や心が癒されていった。

 

 

 

さらに山陰線を暫く走ると下関市豊浦町宇賀に「福徳稲荷神社」という神社がある。海に面して天空に建つ大鳥居や千本鳥居。夕刻には日本海に沈む夕日を拝むことができる。ここで何度夕日を拝んで黄昏れたことやら ……。

 

この神社には白地と紫地の「ひめあやめお守り」というお守りがある。ご利益は縁結びらしい。なお「ひめあやめ」については以下の古歌が詠まれている。由緒の古い神社のようである。

 

「長門なる稲荷の山の姫あやめ時ならずして如月に咲く」

 

 

 

「福徳稲荷神社」を過ぎて少し走るとJR山陰本線湯玉駅より手前に「ドライブイン犬鳴」という食堂がある。実はここ、いわゆる「デカ盛り」の店である。最初に入った時は看板メニューのチャンポンを注文した。もちろん普通盛りである。

 

通常量の2.5倍ほどのチャンポンにライスが付いてきた。ライスはサービスという。味は悪くなかったが全部は食べられなかった。隣席で老夫婦が私と同じように苦戦していた。

 

以後は「小盛り」か「ライスは要りません」と注文するようにした。なお「量」については店も注文時にアナウンスするようになった。

 

新鮮な刺身に小鉢などが5品、味噌汁、ライスがついた「刺身定食」がおすすめである。

 

 

 

 

閑話休題 ……。再び工業・技術英語の話題を少しだけ。

 

議事録の中にも「契約上の優越的地位」が感じられる文面がある。例えば顧客と請負先との会議の議事録の場合、「承諾する」の意味の文言が顧客の場合は「了解」、請負先の場合は「拝承」と表記されていた。これらは通常以下の通り英訳していた。

 

「了解」: Understood.

「拝承」: Yes, certainly.

 

 

また、顧客が請負先に対して何らかの要求を行う場合は「~してほしい」、その逆の場合は「~していただきたい、~するようお願いしたい」などと表記されており、この英訳は以下の通りとしていた。

 

例えば「本件について継続して検討を要求する」ケースでは、

 

◎顧客(A)⇒請負先(B)

We request B to study this matter continuously.

= B is requested to study this matter continuously.

 

◎請負先(B)⇒顧客(A)

We would like A to study this matter continuously.