工業英検を終えて一息ついた2011年6月以降、週末また一人ドライブを楽しむようになった。
山口県には観光地が多いが世界三大美女のうちの二人の墓(と伝えられる場所)がある。楊貴妃と小野小町だ。さすがにクレオパトラの墓は無い。
楊貴妃の墓があるのが山口県長門市油谷の「楊貴妃の里」である。「楊貴妃の像」や寺が建てられており、楊貴妃を観光資源とした「町おこし」が進められているようだった。
そこへ向かう道は「楊貴妃ロマンロード」とお洒落な名前が付けられており北九州からの日帰りドライブにはちょうど良い距離だった。
因みに彼女たちのような美女を「傾国の美女」と言ったりするが、以前これを seductive beauty と英訳していた。たまたまフランス語系のより適切な訳語を見つけたので英英辞典の定義とともに以下に紹介しておく。
Femme fatale:
If a woman has a reputation as a femme fatale, she is considered very sexually attractive, and likely to cause problems for any men who are attracted to her.
「傾国の美女とは非常に強い性的な魅力がある女性をいい、彼女に魅了されたすべての男性に災いを引き起こしかねない女性をいう」
閑話休題 …。少し工業英語に話題を戻す。
工業の世界ではしばしば「燃焼」という語が現れる。通常は combust という動詞を使い burn はあまり使わない。
ただ combust という動詞を掲載していない辞書もあり、名詞の combustion や形容詞の combustible のみを載せているものが多い。まず名詞ありきの語のようである。
Combustion:
Combustion is the act of burning something or the process of burning.
「モノを燃やす行為、または燃やす過程」
これは以前も書いた記憶があるが、「燃焼」に関連して当時以下のことを知った。
形容詞 flammable と inflammable は反意語ではなく、ともに「可燃性の」という意味の形容詞であり、これらの反意語は nonflammable である。なお形容詞 combustible の反意語は incombustible である。
flammable = inflammable
flammable ⇔ nonflammable
inflammable ⇔ nonflammable
combustible ⇔ incombustible
「燃焼」といえば随分昔にこんなCMがあった。今でもメロディが浮かぶことがある。