「臥薪嘗胆」(“Endurance of Hardship”) | 流離の翻訳者 青春のノスタルジア

流離の翻訳者 青春のノスタルジア

福岡県立小倉西高校(第29期)⇒北九州予備校⇒京都大学経済学部1982年卒
大手損保・地銀などの勤務を経て2008年法務・金融分野の翻訳者デビュー(和文英訳・翻訳歴17年)
翻訳会社勤務(約10年)を経て現在も英語の気儘な翻訳の独り旅を継続中

梅雨が始まり鬱陶しい日が続いている。こんな時期は何かに集中し早く過ぎ去るのを待とう。悪天候でも読書はできる。

 

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今年の春から山陽新幹線の主要5駅の「発車予告音」に「銀河鉄道999」の音色が導入されたというニュースを以前聞いたが、なかなか新幹線を使う機会がない。

 

「銀河鉄道999」の原作者である松本零士氏のコラムが私が購読する地方紙に掲載されて2か月以上になる。

 

先日のコラムに心に残る言葉が記されていた。

 

「明日のために今日の屈辱に耐えるのだ この敗北は必ず取り返せる 我慢して逃げよう それが男だぞ」(漫画版「宇宙戦艦ヤマト」より沖田十三・秋田書店刊)

 

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この言葉から私が連想したのは「臥薪嘗胆」(がしんしょうたん)という故事成句である。今が将にその時かもしれない。