「豪雨」(”Downpour") | 流離の翻訳者 青春のノスタルジア

流離の翻訳者 青春のノスタルジア

福岡県立小倉西高校(第29期)⇒北九州予備校⇒京都大学経済学部1982年卒
大手損保・地銀などの勤務を経て2008年法務・金融分野の翻訳者デビュー(和文英訳・翻訳歴17年)
翻訳会社勤務(約10年)を経て現在も英語の気儘な翻訳の独り旅を継続中

大雨は過ぎ去り朝から日差しがさしている。今日は暑くなるように思う。まだ終わりじゃないかもしれないが今年はよく降った。

親戚の葬儀から一週間が経ったが、今後親族が集まるのはこんな弔事ばかりとなろう。慶事は本人・家族中心の形式がこれからも主流であろう。

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例えば以下のような日本語を英訳する場合どうするか?

「本設備は開口部前の通行を可能とすること。」

これは機械の仕様書などによく見られる文体である。我々はこの日本語に対して以下のような英文を書く事が多い。

This equipment shall have the structure (mechanism) enabling a traffic in front the openings.

Allowpermitでなくenableを使うのは、allowpermitがいわゆる「上から目線」の語だからである。またallowの場合、動名詞の使い方に注意が必要である。

Enableは元々無生物主語の構文によく使われる語であるが、感情を伴わない語であるため科学技術英語には使いやすい動詞である。