「葛藤」("Emotional Conflict") | 流離の翻訳者 青春のノスタルジア

流離の翻訳者 青春のノスタルジア

福岡県立小倉西高校(第29期)⇒北九州予備校⇒京都大学経済学部1982年卒
大手損保・地銀などの勤務を経て2008年法務・金融分野の翻訳者デビュー(和文英訳・翻訳歴17年)
翻訳会社勤務(約10年)を経て現在も英語の気儘な翻訳の独り旅を継続中

今まで勘違いしていたことに気がついた。「葛藤」(かっとう)という言葉である。


「葛藤」葛(かずら)や藤の蔓が縺(もつ)れ絡(から)むことから以下の状況をいう。

①もつれ。いざこざ。悶着。争い。

②心の中に、それぞれ違った方向あるいは相反する方向の力があって、その選択に迷う状態。


「葛藤」の英訳は和英辞典では以下の語が上がっていた。


Trouble, discord, conflictなおconflictの場合はemotional conflictという場合もある。


Discord:

Discord is disagreement and argument between people.

「人(々)の間の不一致および論争(意見の衝突)」


Conflict:

1) Conflict is serious disagreement and argument about something important.

「何か重要なものについての深刻な不一致および意見の衝突」


2) Conflict is a state of mind in which you find impossible to make a decision.

「人が何かを決定することが不可能だと判断される精神の状態」


3) Conflict is fighting between countries or groups of people.

「国や人間のグループ間の戦い(闘い)」


4) A conflict is a serious difference between two or more beliefs, ideas, or interests.

2つ以上の信念、アイデア、または関心の間の深刻な相違」


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私が勘違いしていたのはfrustrationという語である。こちらは「挫折・欲求不満」という意味である。どこで取り違えてたことやら・・・。なおこの語についてはいずれ解析する。


自分の誤りを見つけたら随時修正していく、そんなスタンスが大切だと思う。


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子曰、由、誨女知之乎、知之為知之、不知為不知、是知也。


(書き下し文)

子曰く、由(ゆう)よ、汝に之を知ることを誨(おし)えんか。これを知るをこれを知ると為し、これを知らざるを知らずとせよ、是れ知るなり。


(現代語訳)

孔子がこうおっしゃった。「子路(由)よ、お前に知ることについて教えよう。自分が知っていることを知っていることとして、自分の知らないことは知らないこととしなさい。これが知るということである。」


流離の翻訳者 果てしない旅路はどこまでも