「梅雨入り」(”Beginning of the Rainy Season”) | 流離の翻訳者 青春のノスタルジア

流離の翻訳者 青春のノスタルジア

福岡県立小倉西高校(第29期)⇒北九州予備校⇒京都大学経済学部1982年卒
大手損保・地銀などの勤務を経て2008年法務・金融分野の翻訳者デビュー(和文英訳・翻訳歴17年)
翻訳会社勤務(約10年)を経て現在も英語の気儘な翻訳の独り旅を継続中

こちらは昨日梅雨入りした。昨年は5月21日だったので半月以上遅かったことになる。気温はやや下がって少し涼しく感じる。

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常日頃「もっと冷静にならねば」と思うが、先日ある本を読んでて冷静とはこんなものなのかと思った。

「・・・時計の振子の音は、はじめに聞こえる音が高く、次の音が低く、高低交互に聞こえるのである。それは時計の振子の音に高低があるのではなく、それを聞く耳の注意力に緊張と緩和との交互の変化があるために起こるのである。それは、振子の音を、はじめに右の方から聞けば右の方から聞けば右の方が高く、また左の方から聞きはじめれば左の方が高く聞こえることによってもわかるのである。・・・」

森田正馬著 「生の欲望」より

昨年より随分遅く始まった梅雨だが、災害がない程度に十分な雨が降ってさっさと退散して欲しい。