この土日が花見はピークだっただろう。今日は昼から雨になり今年の桜ももう終わりである。まだまだ夜は冷えるが季節は初夏へと向かい始めている。
仕事は相変わらずの盛況を続けており、あまり年度が替わった気がしない。案件が次々と出てくる感じである。体調を崩さないようにこの調子で頑張ろう。いつものように時はあっという間に過ぎてゆく。
この詩がこの春は最後となろう。次回は新緑を詠んだものを紹介したい。
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「春夜洛城聞笛」 「春夜洛城に笛を聞く」 李白
誰家玉笛暗飛聲 誰が家の玉笛ぞ 暗に声を飛ばす
散入春風滿洛城 散じて春風に入りて 洛城に満つ
此夜曲中聞折柳 此の夜曲中 折柳(せつりゅう)を聞く
何人不起故園情 何人(なんぴと)か 故園の情を起こさざらん
(現代語訳)
春の宵闇の中、何処からか笛の音が聞こえてくる。
その笛の音は春風に吹かれて、洛陽の街に拡がっている。
今宵響き渡る曲のうちに「折柳」の調べが聞こえてきた。