以前はそう思わなかったが、自分の英文を推敲すると大概は単語数が減り文は短くなる。特に詩歌など文芸的な英文ではその傾向が著しい。自己満足的な言い方かもしれないが刃物を研いでいるような気持ちになる。
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環境関係の文書を処理していて「モーダル・シフト」(”modal shift”)という概念が出てきた。「モーダル・シフト」とは「輸送・交通手段の転換を図ることで、一般的には、トラックや航空機による貨物輸送を鉄道や船舶に、自家用車を公共交通機関に、といったように、より環境負荷の少ないものに代替すること」を指す(大和総研HPより)。
”Modal”の語源について調べてみたが、特殊な意味は無く、名詞”mode”(様式)の単なる形容詞形で「様式の、形式の」という意味である。従って”modal shift”の本来の意味は「様式の転換」と考えてよい。
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Modal shift means change of mode of transportation from trucking, to modes generating less CO2 emissions, such as rail and sea.
「モーダル・シフトとは、輸送手段をトラックから、CO2排出量がより少ない鉄道、船舶などによる輸送に変更することを意味する」