先週はまだ昼は「ツクツクボウシ」夜は「虫の音」だったが、10月に入り秋は急激に深まり、肌寒く感じるようになった。先日の雨は季節を進める雨となった。
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最近「和訳」についてはチェックに回ることが多く一次翻訳をやることは滅多に無い。でもフリーランスの時期を含め短納期の大型和訳を何人かで分担したり、分担した和訳の用語の統一などを担当したこともあった。
英語で書かれているからと言って、その国の母国語が英語とは限らない。インドのように英語が準公用語の国ならまだましだが、そうでない国の場合、文法的な「珍文・奇文」に数多く遭遇した。
これはもちろん国ではなく、当該英文作成者の英語教育レベルに依存するものである。今までトルコ、台湾、ブラジル・・・、特にポルトガルのある会社が作成した英文は難解(?)で翻訳者泣かせのものであった。確かに英単語は並んでいたのだが・・・。
これが話し言葉であれば「方言」だろうが、書き言葉の場合は何と呼ぶのだろう?とりあえず”written dialect”としておこう。(もしこれを表す単語をご存知の方がいましたら教えてください。)
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上記のように、方言を英語で”dialect”というが、この”dialect”をシソーラスでひいてみると以下の単語がでてきた。
Dialect ≒ language, accent, brogue, idiom, jargon, lingo (informal), localism, patois, pronunciation, provincialism, speech, tongue, vernacular
Brogue, patois, localism, provincialism, vernacularは「地方訛り」、jargon, vernacularは「専門用語・業界用語」の意味でjargon以外は今回初めて知った。
Provincialismは「訛り・方言」だけでなくもう少し広い意味を持つ語のようである。
Provincialism:
Provincialism is the holding of old-fashioned attitudes and opinions, which some people think is typical of people in areas away from the capital city.
「都会(首都)から遠く離れた地方に典型的と考える人もいる、古臭い態度や考え方。地方(田舎)気質。」