「しょっぱい経験」(”Salty Experience”) | 流離の翻訳者 青春のノスタルジア

流離の翻訳者 青春のノスタルジア

福岡県立小倉西高校(第29期)⇒北九州予備校⇒京都大学経済学部1982年卒
大手損保・地銀などの勤務を経て2008年法務・金融分野の翻訳者デビュー(和文英訳・翻訳歴17年)
翻訳会社勤務(約10年)を経て現在も英語の気儘な翻訳の独り旅を継続中

先日ある街の商店街を歩いていたら街頭で「ソーメン流し」をやってた。結構な数の人が群がっていた。


・・・・


この話は以前のブログに書いたこともあるが、小さい頃この時期に苦い(しょっぱい)思い出がある。


私は小さい頃から「アイスコーヒー」が非常に好きで、小学校の頃、バスを降りたバス停から自宅へ一目散に走って帰り、祖母にアイスコーヒーを作ってもらいそれを一気に飲み干すのを至上の喜びとしていた。


夏休み前のちょうど今の時期、いつものようにバス停から走って帰ったが、祖母は外出していた。自分で鍵を開けて自宅に入り冷蔵庫を覗くと・・・、果たしてそこには昔のコカコーラのコップに入ったアイスコーヒーが冷やされていた。


コップを取り出し一気に飲み干した。が・・・、明らかに後味がアイスコーヒーではなかった。実はそれはソーメンの「つゆ」だった。飲み干して気付いても後の祭りである。


当時はパックのアイスコーヒーも無ければ、瓶入りの濃縮麺つゆも無かった。すべて自家製の時代だったが、今のものよりずっと美味しかった。


・・・・


かかる「しょっぱい経験」はあったが、今でも私は「冷たい麺」には目が無く、この時期になるとついつい食べ過ぎてしまうのである。


流離の翻訳者 果てしない旅路はどこまでも-hiyamugi