「青い月」 “blue moon” | 流離の翻訳者 青春のノスタルジア

流離の翻訳者 青春のノスタルジア

福岡県立小倉西高校(第29期)⇒北九州予備校⇒京都大学経済学部1982年卒
大手損保・地銀などの勤務を経て2008年法務・金融分野の翻訳者デビュー(和文英訳・翻訳歴17年)
翻訳会社勤務(約10年)を経て現在も英語の気儘な翻訳の独り旅を継続中

今日も梅雨の晴れ間なのかもしれないが、暑くて湿度が高い。停めていた車に乗り込んでハンドルを握ると「熱い!」と感じる季節になった。いっそ早く梅雨が明けて欲しい今日この頃である。


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「青い月」(”blue moon”と聞いて何を想像するだろうか・・・?決してどこかの風俗店の名前等を想像してはならない!実は英語の”blue moon”には様々な意味がある。


1月に満月が2回ある場合の2回目の満月」の意味(因みに1回目の満月は”first moon”)や、また大気中の塵などの影響で実際に月が青く見えることもあり、これも”blue moon”と呼ぶ。


いずれも稀な事象であることから「ときたま、めったに・・・しない」の意味になった。この場合は”once in a blue moon”という形で使われる。


“I went out with a gorgeous girl last night.”

“That kind of chance comes once in a blue moon.”


「すごい美人と昨夜デートしたんだ。」

「そんなチャンス、滅多にないよ!」


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他にも“blue moon”はカクテルの名前であったり”in a blue moon”で単に「長い間」という意味にも使われる。また、ある辞書によると”blue moon”には「娼家・赤線地帯」の意味があり、風俗店の名前に採用されるのも決して不思議な話ではない。


流離の翻訳者 果てしない旅路はどこまでも-blue moon