「アクセス解析」の最近1ヶ月のアクセストップがいつの間にか、英語記事から音楽記事に入れ替わってしまった。アクセストップは”TROPIC OF CAPRICORN” (1983)
であった。
この「TROPIC OF CAPRICORN(南回帰線)」には「群れ飛ぶアルバトロス・・・」という歌詞が出てくる。「アルバトロス」(”albatross”)とは「アホウドリ(信天翁、阿房鳥)」のことである。
実は、英語の”albatross”という響きと日本語の「阿房(阿呆)」という意味のアンマッチを以前から感じていた。アホウドリは別名「馬鹿鳥」とも呼ばれるそうでなんとも哀れな鳥に思える。
ネットを調べてみると「アホウドリ」が「阿呆」な理由が書いてあるサイトを見つけた(真偽のほどは知らない)。概要は以下の通り。
・・・アホウドリは気のよい性格だが間抜けなところも持ち合わせている。生息している環境のおかげで、人間を怖がることが無い。従って木の棒1つあれば、簡単に捕まえることできる。普通の鳥なら、人が近づくとすぐ逃げるが、アホウドリは助走しないと飛べない・・・
「助走しないと飛べない」・・・・?飛行機みたいな鳥である。
・・・・
実は名詞“albatross”には「アホウドリ」以外に「絶えず心にのしかかるもの、心配のもと」という意味がある。
また慣用句として”albatross around (round) someone’s neck”があり「首の周りのアホウドリ」が転じて、「(人に)一生ついてまわる劫罰(地獄の苦しみを味わわせる罰)、不名誉な経歴、汚点」という意味である。
He would like to find honest work, but his prison record is an albatross around his neck.
「彼はまっとうな仕事に就きたいのだが、前科がいつもネックになっている」
アホウドリの名前の由来が正しいのであれば、首の周りのアホウドリなど木の棒1つで叩き落せばよい・・・などと思う。