難語 "onomatopoeia" | 流離の翻訳者 日日是好日

流離の翻訳者 日日是好日

福岡県立小倉西高校(第29期)⇒北九州予備校⇒京都大学経済学部1982年卒
大手損保・地銀などの勤務を経て2008年法務・金融分野の翻訳者デビュー(和文英訳・翻訳歴17年)
翻訳会社勤務(約10年)を経て現在も英語の気儘な翻訳の独り旅を継続中

学生の頃、無意味な「擬態語」・「擬声語」の類が流行ったことがある。もちろん私の周りの十数名の輩の間のみではあるが・・・。例えば「昨日プリプリ酒を飲んだ」とかである。


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「擬態語」・「擬声語」を広辞苑で引いてみると以下のように定義されていた。


「擬態語」: 視覚・触覚など聴覚以外の感覚印象を言葉で表現した語。「にやにや」「ふらふら」「ゆったり」の類。


「擬声語」: ①擬音語に同じ。 ②人・動物の声をまねた語。「きゃあきゃあ」「わんわん」の類。写音語。


「擬音語」: 実際の音をまねて言葉とした語。「さらさら」「ざあざあ」「わんわん」など。オノマトペア。オノマトペ。


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広辞苑にもあるように「擬声語」・「擬音語」のことを英語で”onomatopoeia”と呼ぶ。英英辞典の定義は以下の通り。


Onomatopoeia refers to the use of words which sound like the noise they refer to. “Hiss”, “buzz”, and “rat-a-tat-tat” are examples of onomatopoeia.


「擬声語は、それが表わす物が発する音のように聞こえる言葉を使用することをいう。『シュー(ジュー)』とか『ブンブン』とか『ドンドン(トントン)』とかは擬声語の例である。」


因みに「擬態語」”mimetic wordなどと呼ばれるようである。