何だかんだと引っ張ってきた感もなくはないですが(殴

いよいよ「メインディッシュ」高架化なった東武野田線の2駅です。

 

まずは野田市駅から。

全景をご覧いただきましょう。

 

三角屋根がレリーフ状のもので再現されている

 

真ん中に三角屋根状のものがありますが、これはもしかして…。

 

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旧駅舎(平成27(2015)年1月に撮影)(以前の記事から転載)

 

この旧駅舎に対するリスペクトではないかと。

ちなみにこの旧駅舎、9年前のお正月に管理人が訪問してから、ほどなくして取り壊されてしまいました。

 

そしてこちらが、旧駅舎の前に聳えていたヒマラヤスギの切株。

 

なぜこうなったかというと

 

別にこれは高架化工事に支障するから伐採したのではなく、老木であるため移植が非常に困難であることから、止む無く伐採したとのこと。その代わりにこのヒマラヤスギの遺伝子を残すべく、伐採前に松ぼっくり(種子)を採取して苗木を育て、将来は駅前に整備を予定している公園に植樹する計画であるとのことです。そして伐採後に残った切株を、このように駅コンコースに展示したという次第。

 

これが↑の写真の左下に写っている説明板を拡大したもの。

 

伐採に至った経緯が記されている

 

このヒマラヤスギ、昭和4(1929)年に植えられたそうですから、高架化工事着手前の9年前の段階で、実に86年が経過していたことになります。

 

高架化に伴い、従来の正面口(西口)の反対側に、以前はなかった東口を開設する予定のようですが、その東口側は未整備なのか、ご覧のとおりバリケードで封鎖されています。遠景と接写を2点ノーキャプションで。

 

 

 

このあたりは駅前広場の整備事業もありますので、やむを得ないのでしょう。

なお、野田市駅の高架化自体は3年前に一応完成し、このときは1面2線(現在の1・2番線)で営業を開始しています。その後現在の3・4番線部分の建設が進められ、完成したことから、今年の3月3日の初列車から使用を開始しました。これで駅設備はほとんど出来上がったことになりますが、その後は駅前広場の整備などがあり、完全な完成は再来年の令和8(2026)年度とされています。

 

その他目を引いたのは、休憩スペースがあること。トイレの前に設けられています。

 

これはありがたい

 

トイレ前にこういうスペースがあると、家族連れや友人同士で出かけたとき、用を足すときにここで待ってもらえるので、ありがたいスペースだと思います。勿論、それ以外にもちょっとした時間つぶしにも役立ちそうです。

 

これで野田市駅の前編は終了。後編へ続きます。

後編はこちら↓