第二次安倍政権と参議院選挙 | 非常勤講師はつらいよ―私学非正規教員の本音と生活向上作戦

第二次安倍政権と参議院選挙

ネット選挙は結果に影響する? ブログネタ:ネット選挙は結果に影響する? 参加中
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 本ブログも、長らくまともに更新が出来ずにいました。一昨日久々に登校したのは、今年1月以来、しかもそれも一言で、それ以前も何度か短文でつぶやき程度には数回書き込んでいますが、まともに記事を書いたのは、一昨年8月15日が最後でしたね。

 その間に、まず政治が大きく変わったと思います。昨年12月、自民党政権に再交代しました。2009年に誕生した民主党政権は日本をダメにするような事ばかりで、人々の失望・怒り・不安が募るばかりで、日本も危機的状況に追い込まれた感じです。そのような中で昨年9月に、自民党総裁選が行われました。同時期に民主党代表選もありましたが、前者の方がメディアでもネットでも盛り上がりを見せ、まるでこれが次期首相選挙にも思えた程です。

個人的には当時何度か記事にしていた通り、安倍首相は前政権にて教育面では滅茶苦茶にしてくれたと感じ、加えて退任時も後味悪く、はっきり言って嫌いでした。なので、この前の立候補について最初は否定的で、他の議員が総裁になる事を望んでいました。個人的には、国外やネットでの評価が高かったながら志半ばであった麻生前首相に再出馬して欲しかったですが、安倍氏を応援との事。候補者の中では石破茂氏に関心ありましたが、この人も防衛に精通している等能力はある方だと思えど、中国に若干媚びているようにも感じちょっと心配、他の候補はぱっとせず(特に石原長男は評判良くなかったし)、結局、政策や考えを聞いていると、近隣国との関係も含め危機的状況にあった日本を救ってくれるための政治を最も行ってくれそうなのは安倍さんと感じ、教育に関しては不満があれど、広い目で見てまず日本を立て直す事を考えた時に再度託してみようと思えるようになっていきました。石破さん有利と言われる中での決選投票での逆転勝利で、まるで安倍さんがもう首相になったかのような騒ぎでした。この決選前に安倍さんが食された「カツカレー」も話題になりましたね。
その後、野田前首相が衆議院解散を宣言し、12月16日に行われた総選挙にて自民党が勝利を納め、第二次安倍内閣が誕生したというわけです。

そして先日7月21日の参議院選は、民主党が多かったゆえの「ねじれ」解消が焦点となり、かつ、今回から「インターネット選挙」解禁も変化であったと思います。
私の方は、今月中旬から風邪で体調優れない中での学期末業務で酷くしてしまい、選挙当日も寝込んでいる状態であったため、それを見越して前々日、郵便局へ行ったついでに期日前投票をしてきたわけです。そのため、あまりネット等での情報も集められぬまま、既存の知識で候補者を選んでしまった感じです。

しかしその後ネットで色々調べてみると、自民党の赤池誠章(まさあき)氏がホットであったと思います。私は、この議員については知らなかったのですが、選挙関連の情報によると以下のような状況でした。
・2005年の衆議院選で当選を果たした、いわゆる「小泉チルドレン」の一人。
・2009年、当時財務大臣であった故・中川昭一氏バッシングの際に同氏を庇い、同年の総選挙にて落選。
・地元の県連では冷遇されている(昨年の衆議院選は、別の候補が擁立されたりなど)
・にも関わらず、地道に勉強や活動を続け、日本のためを思って行動されている。
・組織票や支援団体を持っていないため、当落微妙でピンチ。

そうした事情から、多くの人が投票を呼び掛けたり「投票してきた」「家族や知人にも投票を呼び掛けた」などの書き込みが多くなされていました。
その結果、個人票で20万以上を獲得し、自民党内では名の知れた現職よりも上位の8位当選をしました!これぞネットの力なのだと、その威力の凄さを感じたものです。

一方、宮城県では悪名高かった岡崎トミ子が落選しました。この県は定員2人、自民党候補がトップ当選は確実視される中、みんなの党の新人との2位争いだったとの事。それで、本来は自民党支持者やみんなの党が好きでない人も、トミ子落としたいためにみんなの党候補に入れたそうで。開票速報では、最初は岡崎優位でしたが、(みんなの)和田氏当確と出た時には、これもネットの力が利いたのか!?

3年前の参議院選にて、神奈川県で千葉景子が落選した時と同じ状況だったのを思い出します。この時は、山梨で「日○組のドン」も当選してしまったもののギリギリまで追い詰める事が出来ました。
また、昨年の衆議院選でも、仙石・田中真紀子はじめ閣僚経験者(現職含む)が落選し、菅直人・海江田万里・口蹄疫赤松なども選挙区では敗北するなど、メディアでは持ち上げられたり悪事は隠されたりしてきてもネット等で悪名が知れ渡っている人物達の落選が相次いでいるため、既にネットにて流れる候補者情報というのは利用されてきましたが、今後は当選させたい候補者の拡散も含め、更にこの傾向は続くのではないかと思います。