日本の事業仕分けでの蓮舫議員の発言でも色々話題になったけど,
米国などでも同じことが起こっているみたいだね.
まあ,この記事にあるのは極論でもあるんだけど,
真実を含むものでもあるね.
結局,昔は貴族の道楽だった科学研究と言うものが
税金で費用をまかなうようになってひずみが出ている
って感じがするね.
かつては道楽だったからこそ,
近視眼的な成果を求めず,
確実な成功も求めなかった.
だからこそ荒唐無稽とも思える研究が継続され,
それがやがて成果をもたらし,
更にそこから生まれたものが
現代の生活を豊かにしているんだよね.
もちろん,その貴族の研究資金は被支配階層からの
搾取の上にあったものなんだけど.
現代の多くの人々は近代の人々が残してくれた成果をただ消費し,
後世にはただひたすらツケを残す世代になっているのかもね.
科学研究を続けるには貴族のような
心と経済のゆとりが必要
なんだと思う.
そして,日々の生活に追われている庶民には
それは常に持つことができるものではない.
それが科学の進歩を阻害することにもなる.
そして,そのツケは後世が払うことになる.
人類は自然の脅威を科学で克服したけど,
科学による脅威によって滅ぶのかもしれないね.
今の科学はそのまま使い続けても大丈夫な
完全で閉じたものというわけではないのだから.