「神」よりも自分を愛している - 悪霊の追い出しアップデート(10) | イェホシュアのイスラエルの信仰と証し

イェホシュアのイスラエルの信仰と証し

1世紀のイエスの弟子たちの初代教会が回復したイスラエル教の教会(エクレシア)であるイェホシュアのイスラエル

Courtesy of Elke Mader

 

 

悪霊の問題を持っている人達の話を伺っていて気づくのは、大変に残念なことですが、「神」よりも「自分」を愛する人がいかに多いかということです。

自分を愛することの弊害については、以下でも書きました。

「自分のストーリー」を考え続ける悪霊 - その「孤独」が癒されるために(2)https://ameblo.jp/sasuke-memo2/entry-12743875801.html



イエス・キリストが求めておられる弟子は、何よりもまず、「『神』を愛する人」です。

そこで、イエスは彼に言われた。「『心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。』
マタイ22:37

心を尽くし、思いを尽くし、知性を尽くし、力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。』
マルコ12:30

また『心を尽くし、知恵を尽くし、力を尽くして主を愛し、また隣人をあなた自身のように愛する』ことは、どんな全焼のいけにえや供え物よりも、ずっとすぐれています。」
マルコ12:33

すると彼は答えて言った。「『心を尽くし、思いを尽くし、力を尽くし、知性を尽くして、あなたの神である主を愛せよ』、また『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ』とあります。」
ルカ10:27

ここで御子イエスがおっしゃっているのは、1世紀当時のユダヤの宗教的な文脈を考えるならば、「あなたの神である主」とは「イスラエルの神」であられる「天の父」のことです。

天の父を、心を尽くして、思いを尽くして、知力を尽くして、愛しなさいと、教えておられるのです。

残念なことに、プロテスタント教会一般では、「主」(これがどの神を指しているのかわからない)、ないし「主イエス・キリスト」を愛するということは教えられますが、「天の父を愛する」ことについては、ほとんど教えられません。これが、三位一体の偶像の"神"の下にいることの弊害です。普通、プロテスタント教会にいる人達は、牧師も含めて、神であられる天の父について、漠然としたイメージしか持っていません。三位一体の人工的な"神"が、本当の神を知ることを妨げています。盲目があります。



悪霊は、「神に敵する者」という意味を持つ「サタン」の配下にある悪しき霊、汚れた霊ですから、「自分を愛して天から落とされたルシファー」の性質を受け継いでいます。

悪霊は「自分を愛する」のです。また、「自分を愛する人」に、悪霊は入り込む余地を見つけて、住み着きます。



悪霊からの解放は、主イエス・キリストのお名前と権威によります。イエス・キリストの十字架の意味がわかる人は、解放されます。これがわからない人は、解放されません。以下でも記しました。

悪霊の追い出しアップデート(1)- 悪霊の追い出しがうまく行かない理由

https://ameblo.jp/sasuke-memo2/entry-12739983008.html

「『神』よりも自分を愛する人」は、悪霊の追い出しの過程で、そうした自分を徹底的に砕かれる、という所を通過します。

どのような形になるか、悪霊の追い出しには、定型的なパターンというのはありませんから、その人の状況に応じて、悪霊の追い出しの展開は、天の父の御心と主イエス・キリストの執り成しによって、色々に変化します。従って、その人の「自分を愛する人」が砕かれて、「『神』を愛する人」に変えられる過程は、どのように展開するかは、一人ひとりによって違います。

どのような形であるとしても、悪霊から完全に解放されるには、その人は、「『神』よりも自分を愛する人」が、徹底的に砕かれます。

これを通過しないと、悪霊は、出て行きません。