「音楽理論孝」
作詞/オサムサバト
①
もしもあなたの音楽が
誰にも響かず
ツラい思いをしてるなら
音楽理論を学んで
ヒントを探そう
真実に近付けるはずさ
音楽やって気持ち良ければ
それが正解
それが王道
音楽やって気分が悪けりゃ
それは迷惑
それはNG
音楽やって楽しくなったら
ウキウキわくわく
それが大好き
音楽やるのがツラくなったら
それはどん底
それはもう辞める時
音楽理論を学んで
より良い音楽を
音楽理論を学んで
役立つ音楽を
②
もしもあなたの音楽が
皆んなに無視され
無力感を感じてるなら
音楽理論を学んで
輝きを探そう
音楽に意味が見つかるはずさ
音楽やって熱くなったら
フィーバー、フィーバー!
サイコー、サイコー!
音楽やって不幸になったら
プラグ引っこ抜け
楽器は売っ払え
音楽やって幸せになる事
それが重要
そこが目標
音楽聴くのもイヤになったら
それはもう重症
マジメに次の職探せ!
音楽理論を学んで
より良い音楽を
音楽理論を学んで
正しい音楽を
③
音楽理論は数学
音楽理論は物理学
音楽理論は心理学
難しい漢字も沢山出てくる
音楽理論は歴史
音楽理論は発見の連続
音楽理論は積み重ね
派閥潮流のうねりの中に
音楽理論に翻弄され
音楽理論に恋をして
音楽理論を上手く操り
真理に辿り着く唯一の道
音楽理論を学んで
より良い音楽を
音楽理論を学んで
楽しい音楽を
そして
音楽理論を学んでない人の
十歩先を行こう!
音楽理論を知らない人の
百倍楽しもう!
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【蛇足的な解説】
音楽理論は、若い頃に少し勉強した事がある。
初歩的な事は、ギターをやって感覚的に覚えてきた事を、より詳しく専門用語で解説した感じ印象だった。
知らないよりは、知っておいた方が良い知識ばかりだ。
しかし、音程や和音を説明するために、すぐに五線譜が出てくる。その音を弾いて確認出来ないと、勉強は進まなくなる。
ピアノなどを習ってたならいいが、ギターとコード譜だけで音楽やってた人間、つまりは五線譜(楽譜)に馴染みが薄い人間には、ハードルが高い世界だった。
今ならたぶん、ユーチューブなどで、音を鳴らしながら教えてくれる動画があると思う。
勉強すれば面白いと思うが、今さらだ。
少し勉強しただけでもわかる事は、初心者の作曲は、ほとんどヵ先人達がやってきた事を、そうと知らずにやってるだけだと気付く。
コード進行などは、すでに出尽くしたとも言われているし、
新しいコード進行を作る(発見する)のは、かなり難しいらしい。
それならむしろ、音楽理論など無視して、わざとデタラメな感じの物を追求すれば、何か新鮮な物が作れるかも知れない。
しかし、デタラメ過ぎても、難解で不快な音楽になりそうだ。人を感動させるのは難しいだろう。
ボクなどは、自分の頭の中にある「ひな型」のコード進行や構成を、何度も使ってしまう。
良く言えばセオリー、悪く言えばワンパターンだ。
ボクに、作曲の才能なんて無いんだと思う。
しかし作詞は、他の人が書かないような物をと、いつも必死に考えている。
この歌詞は、パンクロックとかデスメタルな感じにしたら、良い歌になると思う。