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フローレン・エミリオ・シリ監督。

ブルース・ウィルスケヴィン・ポラックジミー・ベネット出演。



ん~この作品どうなんだろ汗過も無く、不可もなく・・・って感じ。。

唯一、ブルースの最初の敏腕交渉人の姿と、その後のいつものブルースのツルっぱげへの変化に驚いたのと、天才子役のジミー・ベネットくんの演技が冴え渡っていたくらいダウン

サスペンス要素もまぁ程ほどにいいんだけど、なんか統一感、一体感がないってゆうか。。。


父親が妻と息子を妻の不倫に憤慨し銃をもってたてこもり、不倫相手を連れてくるよう要求しヒステリックになっているところに、交渉人のジェフ・タリー(ブルース・ウィルス)が対応しているところから映画は始まる・・


この始まり方は斬新でなかなかいいな~と思ったし、なにより『24』での大統領のボディガード役の役者さんが出てたのに感動クラッカー笑 あの人密かに!?いい感じかもしだすねんな~星


んでこの事件の交渉失敗をキッカケに、タリーは人質で、特に子供の人質には敏感になってしまう・・


数年後、タリーはSWATでの10年の任務、交渉人としての7年を過ごした後、町の警察署長としてすごしていた。

なぜか家族関係がよくなくて、別居していたけど、あれはなんでなんやろ?もうすこしそこんとこの理由とゆうか、背景も描いてほしかったなぁ。。あの娘役の人、実のブルース・ウィルスの子供らしいし。。シラー演技のウマさで使ってたんなら別にいいけど、至って普通の演技力やったしダウンだからって関係ないかもやけど、そうゆうとこからも全体的に曖昧で、まとまった感がないように感じられた。


そしてタリーがいつものように署に出たところ、ある豪邸から緊急危機のサインが送られてくる。タリーは自身で現場に向かうのだが・・。


ここでの若者が豪邸に入ってってゆう設定ありきたりながらもいいんやけど、なぜにあんな監視カメラやらなんやら完璧な防犯対策にも関わらず、犯人の若者ら3人は侵入できたんやって感じですあせるセンサー反応みたいなのないの??


まぁそこからがこの作品のメインな部分に入っていくわけで→。犯人と一家の父親、娘、小さな息子とのやりとりは緊迫感がこっちまで伝わってきたと思うあし

ただ、豪邸を取り囲む警察の“人数”の問題じゃないんやけど、なんか現実味とかがなかった気がする。。あまりにタリーを中心に描きすぎてる感も否めない。SWATなんか、いたのかいなかったのか分からん感じで、別にどっちでもイイ感じやったし。。俺なら普通SWATが現場に来たらグッと力入るくらいやと思うんだけども・・・そこも残念な要素ダウン


ただ、人質の息子役のジミー・ベネットのトンネルでの移動劇、タリーとのやりとりはハラハラドキドキ感は楽しめる音譜


で、犯人の中のロン毛がホント気持ち悪いし、あいつは怖かった。。それなら、別のタリー自身の問題(豪邸に立てこもる若者3人でなくて、別の犯人組織と、この一家の父親の裏関係があってタリーもある理由で関わってしまっている)より、もっとこの人物に焦点を当てた方がいいのでは!?と脚本、構成の部分にもいいたい。


最後、タリーの家族もあっさり?助けられるし・・・あんなんでは済まされない組織っぽいやんあせるって感じでした。


だから、総合的にも不発、ブルース・ウィルスもそんなに目立つとゆうこともなかったしょぼん

自分の中のブルース・ウィルスの名誉挽回のためにも『16ブロック』に期待したいです虹




☆評価☆・・・2.6


ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
ステルス デラックス・コレクターズ・エディション

ジェイミー・フォックスジェシカ・ビールジュシュ・ルーカス出演。


Ray/レイ』でアカデミー主演男優賞に輝いたジェイミーのまた違った雰囲気がよかった!かっこいい音譜

ポセイドン』でトップリーダーだったジョシュ・ルーカス。これまた男らしくてパイロット役にはバッチぐーグッド!でしたビックリマーク

あんまハリウッド俳優・女優には詳しくないからあれやねんけど、後から調べたら、ホント凄いメンツ虹

知能を持った無人ステルスが暴走し出したのをどう止めるか・・・。

最初は単なる音速機のアクションものかと思いきや、
裏に隠された陰謀や、暴れ出す、知能を持った音速機ロケット、さらには美人パイロット天使

また映画のなかの役柄では、男っぽいところもあったりで‥

かなりツボでしょアップ


で、最初は任務を3人編成(素数がいいらしい)で組んでいたんやけど、
そこに任務を円滑に行うために学習知能をもった、無人ステルス(音速機)が加わることになる。
こいつが後々調子に乗ってロシアの領空に進入してしまって、それを防ぐために3人は追いかけるが‥
一人は死亡、女は‥北朝鮮に落下。

アメリカと北朝鮮は国交がないため、残った部隊の隊長、主人公がまずは暴走したステルスを止めにかかる!!

そして次に愛する女の人を助けるために北朝鮮へ突っ込むショック!
はらはらドキドキあり~の、パイロット間のイイ感じの恋あり~ので、よかった音譜


音速機のスリル満点の飛行・狙撃はかなりの迫力アップアップ

でも、アメリカが本当にあんなことをやってるのかと思うと、恐ろしい!!

やっぱ世界には知らないコトの方が多いんやなぁって、俺は思った作品。することなすこと、むちゃくちゃやわなあせる

でもそうゆうのがあるから楽しめるんやし!!

音楽もノリノリでイイ感じでした!!

途中、アジアの村落の描写を挟んでいたの、いいねOK

最後のジェシカ・ビール愛の告白の仕方は好きや長音記号2ラブラブ

なんとなくそんな雰囲気に持っていくやりかた!?

最後の男がゆうんじゃなくて、女の方が逆に(男っぽさあるがために)『愛してるって言えばいいじゃない』ってセリフがかっこよかった晴れ
愛を告白し合って、キスでエンディングって終わり方じゃないのがまたグッド!
キレイやし、ゆうことなしですラブラブ!


でも、一つ疑問に思うのが、アメリカって裏であんな勝手に人の国入って爆弾バンバン投下させといて、結果違うニュース流したりしてるんかな!?
もし本間なら、世の中の爆破系ニュースはもしかしたらアメリカ空軍の秘密作戦なのか??
そう考えちゃうとなんか世の中わけわからんとゆうか、おもろいわなっクラッカー

俺はもう一回観てもいいかな音譜




☆評価☆・・・4.3

ジェネオン エンタテインメント
私の頭の中の消しゴム

チョン・ウソンソン・イェジン主演。



やばいです・・・今頭痛い。。しょぼん何がそうさせたのか、僕の中の線がぷつりと切れたとたんもう抑えきれなくなって・・・・

こんなに感動とゆうか自分自身泣いた映画初めてだった。

最初の方はぽろぽろ涙流れる程度だったんだけど、スジンの手紙のところからもう嗚咽しーの、鼻水でるーので泣きじゃくってました。。あせるチォルスが建築士志望ってのも感情がダブった一因となったのかもしれないてんとうむし

てか涙流す映画もほんと何年ぶりだろ。。幼稚園のときになぜかE.Tで号泣してたのは覚えてます星空

ホントそれ以来の感動を覚えました。僕にとっては最高の作品でした虹



建設会社社長のお嬢さまであるスジン。それまで不倫していた上司スンミンとの別れを決意したばかりのところに、たまたまファミマコーラをキッカケに出会った男、チォルス。彼はスジンの父の建設会社の現場の下で働いていて、外見は荒っぽいが、本当は優しい人で同僚にも親しまれていた。


ある日、スジンの働く紳士服会社の工事にたまたま要請されたチョルス。たびたび出会ううちに、二人は結ばれて行く。。


昔母に捨てられたこともあって、不器用なところもあったチョルスやけど、スジンの優しく、透明で、素直なところに癒され、互いに互いを必要としていく。。この場面はホントこっちもうれしくなるようなところで、こんな幸せなカップルは本間いないくらいやねんから、このままいってくれたらいいなぁって思ってたけど。。音譜

そうはいかなかった・・・ダウン


自分は、観る前までアルツハイマーにかかるのは男の役者さんかと思ってたんやけど、女の役者さんの方の、ソン・イェジンでした。。

だから逆に男のチョルスに感情移入MAXでしてしまって、ほんとつらかった・・天使


それにしても、このお二人、チョン・ウソンは格好無骨やけど、やさしい顔したらほんま雰囲気がとゆうか、居心地がよくなるね。こんな人初めてだった流れ星ソン・イェジンは綺麗だったし、何より笑った時の顔がすてきでしたコスモス


途中、スジンがだいぶ病気が進行してたころに、チョルスのことを昔の付き合っていたスンミンと呼び、『愛してる』とゆう。でもチョルスは否定せず、『僕もニコニコ』と。そんでチョルスが外に出た瞬間に我慢してたものが一気にあふれ涙する。。。この辺りからぽろぽろきだしてて、次のスジンがチョルスの現場道具で記憶を一時的に取り戻した時に書いた手紙を、チョルス読んでいる場面では、鼻水・嗚咽・号泣でアウトNGでした・・・。バッティングセンターのシーンではもうアウト・・・ダウン


周りがなんとゆおうとも、アルツハイマーにかかった妻を自分で世話しようとするチョルス。ここでも彼の頑固さが出てた。でもここではこの姿がホントにかっこよかったよヒマワリ



ラストのところも泣けたんやけど、なんか一度泣き出すと、もう普通のところでも人って、ずーっと感動して泣いてるんですね虹

最後のチョルスの二人の出会ったところでのスジンへの演出もよかったなぁ~キラキラ虹


このことを韓国・チョン・ウソン好きな母にゆったら「チョン・ウソンが出ていた『デイジー』もいいよビックリマーク」と薦められたので、観てみたい!


そして今、『私の頭の中の消しゴム』が色んな映画館で再放送!?されてるみたいです。これはさすがに自分には思い入れが深い作品だから、観に行くなら“大切な人”といきたいですねっ音譜



なんかこの作品に対して、ありきたりだとかそうゆうことをゆってる人もいるけど、僕は素直に感動を覚えたし、なによりこの感情を久々に思い出させてくれたってこともあるから、今まで付けたことのない、最高評価5.0をこの作品にはつけたいと思う星




☆評価☆・・・5.0

東宝
クラッシュ



ポール・ハギス監督。

サンドラ・ブロックドン・チードルマット・ディロン出演。



いやぁ、この映画。アカデミー脚本賞、そしておおまかな知識として人種を扱ってる映画やと知っていたんで、期待?とゆうか観たかった作品。


ポール・ハギス監督は、『ミリオンダラー・ベイビー』、そして今やってる『父親たちの星条旗』の脚本の人。いいね~この人のも好きです音譜サンドラ・ブロック、今回の作品では脚本を読んで、自分から是非出たいとゆうことでの出演。そりゃこれなら出るわな虹でもその分、やはり演技力が試される作品やと思います。いくら演技やと言えど、どこかで人種差別をする役。きちんと理解していないと、そうそう自分からとはいけない作品ですね。


人は体ではぶつかっていても、心ではぶつかっていない


ドン・チードル演じるグラハム刑事と、相棒であり恋人でもあるスペイン系のリアが乗る車が中国人の女性の乗る車とぶつかり、リアと中国女性が口論となるところから始まる。そこで車中にいるなぜか冷静なグラハムの放つ言葉が、この作品のおおまかであるが全てを語っていた。

グラハムは車を降り、連絡を受けていた現場(運悪いのか、グラハムの車がぶつかったところと、行こうとしていた現場が同じ)に向かう。


雪が降り、もの静かな道で・・雪


グラハムが、現場の黒人青年の被害者の顔を見る前に、画面は昨日へと時間が戻る。。。


そこからは、職業、年齢、性別、貧富、中心となる人種、それぞれがモロに交錯し、それぞれの場所で色んな問題が起こる。もちろん、そのそれぞれの問題は根底に人種差別的なことが含まれているクローバー


例えば、ある人種差別のよくする白人警官が、パトロール中にたまたま前に走っていた高級車を止める。若手の相棒はなんとも問題はないのでもういいじゃないですかとゆう雰囲気を出しているが、この警官は運転手が黒人の夫、そして助手席には混血の白人の妻が乗っており、いちゃついていたのに気が触ったのか、夫がちゃんと身分証を見せても尋問をやめようとしない。さらには、奥さんにセクハラまでも・・・。この警官は、『今回は注意ですましますが、なにかあるならどうぞシラー』と。黒人男性は警察に何をゆっても意味ないだろうと、ここは早く終わらせるため、『すいませんでした』と何もなかったのに謝る。これに妻は憤慨し、これからこの二人の関係も、この夫の考え方も変わって行ってしまう。。



言い方は悪いが白人の方が上、黒人が下、白人が普通!?で黒人が犯罪を犯すとかいったそんな単純なものではない。人間みんなそれぞれ違って、どう当たっていくかが問題虹


実際、この白人警官は、病気がちな父をつきっきりで世話しているとゆう一面もある。そして後に人を助けたりもする。でも、病院との関係で、黒人女性にこの男にとっては軽くあしらわれ、侮辱されたような感じになっていた。それまでにも、恐らくではおるが、この男自身も人種差別的なものを経験していたのだろう。。


こういったことが、こんなシチュエーションでないにしろ、お互いがお互いを知ろうとはせず、後先考えずに殺しや盗みに先走ったり、喧嘩になったり。。


ホントに言葉で表すのは無理なことを扱っていると思います。人種差別だけにとどまらず、“人と人とのつながり”をも超えた何かを黄色い花例え、親と子の関係であっても、母の兄(グラハム)と弟への態度が違ったのはとても悲しかった。でも、やっぱり今まで単に体でなく、母とちゃんと心がぶつかっていたか、だったと思う音譜


人種差別を何とも思っていない(差別してしまう)ひとが、結果良き方向に行ったり、差別に敏感な人が逆に悪い方向に行き、そこで初めて自分の奥底にあったものに気づく。。

それは人と人がぶつかり合ってみないことには分からないこと黄色い花そして、その後が大事なんだ晴れ


最後、今まで色んな場所で起こっていた出来事が全て一つにつながったとき、監督は“人間の心の繋がり”も表したかったんだろうか・・・と思わざるをえなくなった晴れ一方で繋がったことで悲劇が待ってるんやけど。。。しょぼん


“伝えたかったこと”もだし、“こうゆう構成にしたかった”てゆうのも完璧といっていい程だったからこそのアカデミー脚本賞だったんでしょう。(何が言いたいんかごちゃごちゃですあせる笑)


この作品は、ちょっと疎遠になっていた人とも心でぶつかってみようかな~ってゆう風に僕には思わせてくれましたアップそうゆう思いを人に表すのに背中をポンッと軽く一押ししてくれます。


かなり扱っている事はむずかしいですが、映像もきれいやし、音楽も俺好きな感じやったし、観てみる価値はありです。

最後のオチもあの人クラッシュしちゃうかっひらめき電球って感じですよニコニコ笑 


最後の最後に重いことゆうけど、例えば晴れ日本の監督さんに一つ問いたい。

日本とゆう国はまぁほとんどが日本人で、日常で頻繁には人種差別を意識はしていないと思う。

そんな中、例えばだけど、この映画でもあったように、監督が、黒人の役者さんに、『もっと黒人らしい雰囲気をだしてください。』といえるだろうか。。。この作品では躊躇しながらも結局はプロデューサーさんは告げていた・・。ここで“人種差別”とゆう言葉をまず先に脳裏によぎらせてしまったらあれだし、 (この映画を理解してから、)ぶつかってみるとゆうのもある。ぱっと見だったら、でもそれが人種差別につながるとゆうだろうし。。なんか難しくなってきたけど、もしそうゆう場面に出くわしたときどうしてるのかなはてなマークって思った。難しいけど考えていきたい・・・



クラッシュ人は体ではぶつかっていても、心ではぶつかっていない





☆評価☆・・・4.8

ジェネオン エンタテインメント
東京攻略

トニー・レオンイーキン・チェンケリー・チャン仲村トオル阿部寛遠藤久美子小沢真珠柴咲コウ出演。



深夜にやってる浜村淳さん司会の映画番組でやっていたのを観ました。トニー・レオンの格闘シーンから始まっていたんで、やはりインファナル・アフェアでせっかく知ったのやから観ようビックリマークと。


ある日、メイシー(ケリー・チャン)はアメリカに企業を持つ日本人(仲村トオル)と結婚する予定だった。しかしなぜか花婿は結婚式に現れない。いったん、家に帰ると、ユンとゆう花婿の知りあいが来ていた。共に日本に男を捜しにいくことになったのだが・・・。


この映画、説明するのはほんとにめんどくさくなるほどに、ややこしいです汗ややこしいとゆうか、流れを理解するには別に普通なんですが、事情が二転、三転、いや四転くらいあるんで、そこは実際観てください!笑 ただ、内容が変わりすぎて、そうやったんか~ひらめき電球ってゆう納得感が、伏線的感動が好きな僕には逆に薄れて感じました。


んで、この出演陣アップアップかなりすごいですよね。トニー・レオンとイーキン・チェンのカンフーはもうウンザリって程堪能できたんでいいんですけど、ケリー・チェンは『冷静と情熱のあいだ』の竹野内豊と共演したあの方だったんですね。どうりでキレイな香港スターさんクラッカー冷静と情熱のあいだ』は明らかにまだ観れる映画ではないのでまだみてません(年相応の大人映画だと聞いているので音譜)。阿部ちゃんは今回は“神戸組”の組長役をしてるんですけど、まぁこの人自体好きやし、よかったですよ!

しかし・・・柴咲コウはどこで出てたんや~ショック!全く気づかなかった。。。しょぼんそれか、あの妙な吹き替えの役やったんかな??中国語と日本語が入り混じれた映画やったんで、なんか日本人の役者が話す日本語がやけに変だったんですよ。メインのキャストはそのまま使ってたと思うんですけど、サブ的な人のは明らかに、ずれて声出てました・・汗


舞台も題も『東京』ですが、やはり終始香港色どっぷりな映画。急にCIAの名前出てきても『はぁはてなマーク』って感じで。

でも、日本でのあんな過激なアクションはそんなに見れるもんじゃないと思うんで、それなりにはよかったのかも・・!?


でもやっぱり僕には欲求不満に終わる作品でした黄色い花




☆評価☆・・・2.5

ポニーキャニオン
インファナル・アフェア(低価格版)


トニー・レオンアンディ・ラウ出演。



前から名前だけ知ってて、ずーっと気になってはいたけど、手は出していなかった、傑作です。

もう一度言いますが、これはほんとにすばらしい映画、傑作に値する映画だと思います。


香港映画はそんなに詳しくもないし、それまでわざわざ観たいとも思わなかった。ジャッキー・チェンが好きなくらいで、4大スターなんて全員の名前は当然知らない程度の知識量ダウン


でも、観終わった今、かなり後悔。。もっと早くに観ておきたかった~!!こんなにハラハラドキドキさせてくれて、映画の構成にも抜け目がない作品なんてあまりないと思う。


ある二人の青年、ラウとヤン男の子男の子二人は、警察学校で、初めてお互い同僚なる存在となるが、その存在意義はお互い全く違うものであった。。ラウはマフィアのボスに“香港警察”のスパイとして警察学校に送りこまれた。一方のヤンは最初から成績も優秀で、ある日ある二人の教官からいくつかの質問を受け、極秘捜査官として今後3年間極秘で行動するよう命じられ、突然警察学校を辞めさせられることになる。そこから、二人の絡み合った歯車はギシギシと動き出した・・・。


最初は誰が誰で、ヤンは一体どこいったん??ラウとはどう関係してるん??って少し人物の顔が一致しなかった汗アンディ・ラウもまた役名がラウで、かえって余計にややこしすぎやったし・・・ショック!笑 若い頃の二人を演じているのは、さすがにトニー・レオンとアンディ・ラウではないんやろね黄色い花顔が違いすぎたし。もし本人たちなら、凄い変貌ぶりです。


そして、お互い二人はそれぞれラウは香港警察の情報課の敏腕刑事となり、ヤンもあるマフィアの手下としてうまくやっていたのだが。。ここでまた二人の歯車の回転速度が上がるのだ。なんとラウ直属のこの情報課のトップ警視が、警察学校の頃ヤンをあらゆるマフィアに送りこんだ男だった。そして、今ヤンが命がけで潜入捜査を行っているマフィアの手下で、今は刑事なのがラウなのだ。


この展開をじわじわと理解できてきた辺りから、もうこの『インファナル・アフェア』に夢中でした。それまでも電気店での接点があったりで、こいつら知らん所でギリギリのところで接触しちゃってるよっあせるってな感じ。


あるとき、ヤンから、マフィアがタイの組織と麻薬取引をする情報を警視が得る。そこでもちろん警視はラウもこの捜査に加え、警察は前面捜査でマフィアを追い詰めようとする。。。警察は取引の現場を抑えようとするが、なぜかマフィア側に情報がバレていた・・・。警察は内部にスパイがいることを考え出すが、もちろん重要なポストであるラウだとは思ってはいない。。一方でマフィアも取引が失敗したことで内部のスパイを探しだす。。メラメラ


あのヤンの指の動きに理由があったとはねぇ・・・するどいです。たんなる癖には終わらなかったか。。


色んなところに伏線がちりばめられている。。今回のでは、最初のマフィアの男と手下たちのシーン。あの場面がまた最後に出てきて一本の線となり、そこでやっと観る側にナットクさせてくれるヒミツこうゆう構成、今回は人物的な伏線だったけど、かなり好きな描き方です。最後はヤンが・・・ってことになるんですが、やはり僕としては本当に二人が仲良く手を組んでそのまま行ってほしかった。。“ラウなる存在”は一人じゃなかったんですねぇ。。


オープニングの若い頃の二人の想いのぶつけ合い、そして現在となっても答えは変わらない二人の想いのぶつかり合い。結局、苦しいのはラウなんでしょう。。ヒマワリ


この作品に続いて2、3とあるので観てみたいです。2では1より前の二人の姿を描いていて、3では1よりあと。いったい、ヤンはどうなっているのか・・・気になります音譜


さらに、ハリウッドがこの『インファナル・アフェア』のリメイク権を取ったとゆうので、それにも期待ビックリマーク作品名が、『ディパーテッド』。主演はレオナルド・ディカプリオマット・デイモンか~アクション色が濃そうでいい感じです虹ニコニコ



ちょっとこの作品は構成も完璧といっていい程で、すごかったので書くのに苦労しました。。でも、楽しめる作品なのは事実ですOK是非、観てください!!





☆評価☆・・・4.3

日活
ヒストリー・オブ・バイオレンス

ヴィゴ・モーテンセンマリア・ベロエド・ハリスウィリアム・ハート出演。



ヴィゴ・モーテンセンは、『ロード・オブ・ザ・リング』での、あのかっちょえーアラゴルン役の人。でも、実際観てみるまでこの人が主演やとは知りませんでした。マリア・ベロは密かに僕はファンなんです恋の矢笑 アサルト13での女性精神科医役で見てから、キレイな女優さんだな~って。だから、今回の作品であんな姿を見せちゃうなんて・・・うれしいんだかにひひ、引いてしまってるんだか・・・笑


DVDのパッケージでもあるように、出演者よりも前面にピストルを写していることからも関心を持っていた作品。またヴィゴ・モーテンセンの半笑いの意味深さにもなんかひっかかっていた作品晴れ

アメリカの田舎町に喫茶店を経営し、町のみんなからも親しまれていたトム。家族とも何不自由無く、愛し合い、暖かい家庭を作っていた。

ある日、喫茶店に現れた二人の男。トムは閉店時間だとゆうことを告げるが、なぜかトムのことを『ジョーイ』と呼びかける。そして態度が荒荒しく普通でない。トムが自分はジョーイではない、人違いであることを告げる。するとうちの一人がパートの女性に手を出し、銃をだしたので、トムはとっさの判断で銃を奪い、二人を撃ち殺す。ニュースでも取り上げられ、トムは一躍町のヒーローとなるが。。。


この監督、これまでホラー作品が多いんやねドクロやから結構グロテスクな部分も出てきてた。


このトムは昔、ジョーイとして、人殺しをなんの躊躇もなくやっていて、兄弟の裏の世界にも関係を持っていたほどのワルだった。しかし、3年かけて自分自身、そして名前をも変え、平凡な生活をしていたんやけど、たまたまテレビに出てしまったがために、家族も知らない昔のそのツケが出てきちゃったわけやね。

まさに『ヒストリー・オブ・バイオレンス』。

そこから一気に、家族のなかの息子、特に妻から避けられていくトム。。

ほんまこっちもつらいし、なにより重かった・・黄色い花


最後、その昔の兄弟との因縁の関係を自ら絶ち、家族のもとに帰ってきたときは、ドキドキした。

どうなるの?これから・・・。家族は丸裸になったトムを受け入れてくれるのか。。。ダウン


でも、そこで小さい娘が、全部は理解できていなくても、ダディのお皿を並べてあげて、そして息子も肉を置いてあげるヒマワリ

最後は、妻と目を合わせて、無言の会話を、するかしないかの微妙なところで・・・エンディング。


ホント、重かったしょぼん


でも、こうゆう映画もやはり観るべきです。

楽しい事ばかりが人生じゃない、これからが大事なんだ。

そうゆう深いところも教えてもらいました虹


ただ、トムの息子が話の中で、あぁゆう風に変わっていったのをみて、今後やはりトムの血を引いているだけあって、今後もそうゆう歴史を作っていっちゃうのかなぁ、と考えると少し怖くなりました。


ほんで!!なにより妻役のマリア・ベロ、あんな格好しちゃだめです!!あせるそこはやはり僕にしたら見所ではあるけども笑、なんか嫌だったなぁ。。でもあれもトムとの気持ちの行き違いを表すには必要な場面ニコニコ


結構、観てから他の人の感想を聞きたい映画でしたひらめき電球





☆評価☆・・・3.9

ポニーキャニオン
0:34 レイジ34フン

ボーン・スプレマシー』のフランカ・ポテンテ主演。


なんじゃこの映画は・・・

気持ち悪い怖い、ただそれだけですドクロあせるでも逆に、大元となるストーリーがないので、“怖さ”だけを真剣に!?楽しみたい方は是非オススメものなんかなぁ。。


あるお金持ちの子の女性、ケイト女の子パーティの帰りに、慣れない地下鉄で帰ろうとする。0:34に来る終電をベンチに座って待っていると、パーティの疲れからか、眠ってしまう。起きると、そこは誰もいない、不気味な地下鉄へと変わっていたのだ。。


あの眠って、起きるまでをノーカットで撮っていて、すぐにさっきまでいっしょに電車を待っていた周りの人が消えたのは、ちょっと非現実的な映画かと思わせたが、それはスグに思い違いとなった。

でもホントに、最初の下水道のシーンからも途中までは、女の子の幽霊かなんかかと思っていたのは事実。


この作品は、暗と明をほんと上手く使ってて、暗くなったときはマジで早く電気点いてっっひらめき電球!!ってモロ必死でしたあせる

サラウンド効果も運悪く絶大で、水が『ぽちょん・・ぽちょん・・・』って落ちる音は、正直勘弁ですショック!


得体の知れないモンスターが本当の姿を現してからは、もうずっと気持ち悪いとこ続きで吐きそうになります。

こいつは恐らく、昔、地下鉄で隠れてやられていた何らかの子供の実験でたまたま生まれた奴なんでしょう。自分自身の名前であるグレイグにもこいつは反応していて、自分を作った医者にもなにかしらの恨みもありそうでした。。


途中、下水道の人が生きていて、名前がアノ有名人と同じやったのは、少しだけやけど、心の休憩になりました音譜

でも、逃げるときに普通はとどめさすでしょあせるダウン


他にも、普通に女性が待ってて、そして乗り遅れて・・・そんでいきなり意味の分からない物体はてなマーク観てもらえば分かると思うんですが、少し線が途切れている部分がありました。そこはやはり違和感大です。


最後のオチ自体は嫌いなものではなかったし、余韻(怖い)もいい程に残してくれる感じでした。

それにしても、本間に怖いだけで、何度も言いますが、ホントに怖かったです。。

R指定なかったんやろか・・・??僕的には、R-18くらいは必要なんじゃないかと思いました!


これ観たら、地下鉄の終電で待つときには絶対に寝れなくなるのは100パーセントです・・ドクロ





☆評価☆・・・2.8

パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
フィフス・エレメント


リュック・ベッソン監督。ブルース・ウィルスミラ・ジョヴォヴィッチ出演。



アンジェラを観たあとだったので、心にそのまんまドーンと響くような感動がメイン、と思いきや、これはちと違いましたねあせる

最後のシーンは別にして、これは『楽しむもの』とはっきり区別してみるべきでした。


ただ、この頃のブルース・ウィルスはかっこいいっアップグッド!髪はあるし、肌もまだピチピチはてなマークだったし笑。

このイメージ持ってる状態で、今やってる『16ブロック』観に行ったらすごい差感じるだろうな~にひひ


ミラ・ジョヴォヴィッチはこの作品から出世していったんやよね~黄色い花最初の違う言葉を話すのも、慌てた様子も、ちょっと風変わりな様子も、上手く演じれていたと思う。ビルから飛び降りるシーンは小さい頃見たの覚えてたしひらめき電球なんじゃあのオレンジの髪で白いひもみたいな服は。。としか考えてなかったけど汗



時は2263年。車も空中を飛び交う世界。近未来な世界で、人々は貧富の差はあっても、それぞれの生活を過ごしていた。。

しかし、この年はちょうど“アノ”時から300年。謎の生命力を持った惑星から力を貸すために異星人がやってくるはずだったが。。ある反逆人たちにより攻撃され、その頼れるものもなくなったに見えたが、そこで残骸から生まれさせた女性、ルーシー。彼女は5つの要素が揃うとその惑星を破壊できるとゆう“エレメント”の最後の一つ、『フィフス・エレメント』なる存在であった。。。


やっぱ昔のやから、服とかセットは、近未来感出したいのは分かるし、当時の作品は作品でいいじゃない、とゆうのもあるけど、俺はやはりテンション下がるかなぁしょぼん なんとか社の社長の髪型?には笑ったけど星


途中出てくるラジオのDJ、やばいね!最初空港で来た時はいきなりどんな唐突なブルースとのドッキングやねんビックリマークって思ったけど、後々この人がおもしろい部分・ピンチ感を引き出してくれてる。イイキャラやった!ホモなんか普通に女性が好きなんか謎やったけど。。


内容的には、ほんと楽しめる作品やと思います。でも、僕は途中かなり眠くなりました汗あと、最後ルーシーと主人公がくっつく“”の理由がそんなにそれまでのストーリーで描かれてなかったと思うんやけどなぁシラー神父さまも無理やりに『I LOVE YOU』ゆわせてた感あったしあせる

そこで、最初神父さまのとこで主人公がルーシーに勝手にキスしたときみたいにルーシーが拒否って地球爆発爆弾とかゆうエンディングやったら・・・・ほんまに衝撃やったやろうなべーっだ!笑 ありえへんけど。。


結局、最後の要素となる、“フィフス・エレメント”は愛の力やったんやねぇ黄色い花


やはり、この監督は、女性の弱さ?を出すかにみせかけといて、美しさも引き出すのがうまいなぁと思いました!


レオン、早く観たいですチョキ





☆評価☆・・・3.1

角川エンタテインメント
アンジェラ スペシャル・エディション

リュック・ベッソン監督。


いやぁこの人の描く世界は壮大で、なんといってもきれいですね流れ星

ホントにいい作品やと僕は思いますよ音譜


フィフス・エレメント』、『レオン』。まだ実は観てなくて、これは絶対みなきゃです。

ダニー・ザ・ドッグ』では脚本。この人の作品、僕惹かれるところありますねぇ虹



自分に嘘をつき、また他人に嘘をついては嘘を重ね、借金まみれで自分を見失っていた男の前に突然現れた女性、アンジェラ。

男は橋で飛び込み自殺を図ろうとしていたところに、横にいた女性アンジェラ。


その女性は男より先に飛びこみ、男もとっさに飛びこみ、アンジェラを救い出す。。

見ると身長180センチ、金髪の絶世の美女女の子サンダルタバコ。それに対する160ちょいのヒゲもじゃで南米?系の小さな男男の子ビール

男自身にとっても不思議な二人の出逢いが今始まる・・・虹



何から書こうか本間に迷いますあせるまず驚いたんが、ずーっと白黒。どこか盛り上がる、サビのところででもちょっとは色が出るかなぁ??とか思っていたけど、最後まで白黒。

でも、これが飽きなかった。逆に白黒とゆう無地的なキャンバスに、自分で色を想像で付けて行く感じで、とても心地よかった。

パリの町並み、レンガの道路も白黒ならではの表現で、美しさが伝わってきたヒマワリ


そして、二人の言い合いの場面での長回しは見ていて頼もしいとゆうかなんとゆうか・・・正解だと思います音譜

最後にもう一回『ANGELA』の題が出てきて、ようやく気づきました。


天使が隠されていたんやねぇ~美しい!!笑 

でもほんま凄い。脇役の名前を題に持ってきながらも暗に意味を持たせている。。


途中、アンジェラ自身が自分の正体を明かしたときは、『えっ!そんな理由にしちゃうのショック!はてなマーク』って正直思いました。

ここで非現実的なことを持ってくるかぁ・・・って。そこだけちょっと腑に落ちなかった部分かなひらめき電球


アンジェラはこの男のためにやってきて、アンジェラ自身がこの男の中身、内面。

男の奥にある本当の、優しくて美しくていとおしい部分を見つめ直させるためにやってきた。


アンジェラが鏡を見させるシーンで、一瞬アンジェラの姿が消えたのは多分男がちゃんと自分自身を見つめようとし、実際見つめていたからだろうか。アンジェラは男の鏡でもあったのか・・・男の子女の子


最後はアンジェラが天使としての任務を果たしたので、羽根を生やし、天に帰っていこうとするが、男はそれをかたくなに拒む。。

初めて自分に愛してると言葉をかけてくれ、初めて愛したひと黄色い花


アンジェラも男を愛し、でも運命からは逃れられないはず。。


でも、でも最後は男が逆にペガサスとなって、女の前に現れたのだ。。


最後の最後の白像の絵からわかるように。。天使



実際、映画を見ているとき、または見た直後には『自分をちゃんと見つめ直そう。自分の本当の本質、良きところを前面に表に出そうビックリマーク』そう思えても、しばらく経ってから、もう一度思えるかひらめき電球ですよねグッド!


この監督は本当にピュアな心を持っているんだろうなぁ晴れこうゆう作品は評価とかほんとできないってゆうか、しにくいです星



自分を見つめ直すかぁ・・・・・いいことを教えてくれ、そして何よりにあふれた作品でした虹




☆評価☆・・・4.6