サウジアラビアでヘビー級4団体統一戦が行われた5/18 米国でWBO世界ライト級暫定王座決定戦が行われましたね
WBO世界Sフェザー級王者エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ) vs WBO世界ライト級1位デニス・ベリンチュク(ウクライナ)

なかなか貼れる映像が見つからなかったですがやっと見つけました↓↓↓
この試合が決まって3階級制覇王者ナバレッテ有利予想がやはり多かったですが個人的にはベリンチュク勝つかもと思いました
理由はフィジカルと技術を活かす運動量です
試合は初回からナバレッテが前に出て、いつも通りワイルドなパンチを振って攻めました




5月はロマチェンコがIBF世界ライト級王者に返り咲き、ウシクがヘビー級統一王者になり、ベリンチュクがWBO世界ライト級暫定王者になりとまさにウクライナ勢が躍進しましたね!

初回を見た時にナバレッテの動きが重い感じがしました、仕上がりが悪いとかではなく増量した身体を上手く使えてない感じがしました
ナバレッテはSバンタム級から4階級目ですがSフェザー級に上げてから前よりフィジカル面で苦戦する事が増えてましたがライト級の身体になってない印象でした
逆にベリンチュクはずっとライト級でやってるので身体はナバレッテより小さくても押し合いでも負けてなかったですし動きにキレがありました
スイッチしながらテンポよく動いてナバレッテが大きなパンチを打つ合間にパンパンパンと2~3発打つ様な感じで軽めのパンチですがヒットしていきましたね

ナバレッテも要所でワイルドなパンチを当てたりしましたが連打が決まらなかったですね
ベリンチュクもよく見てる上に足も常に動くので被弾があっても連打で貰わないリカバリーがよかったです
ベリンチュクのパワーはなくても軽いフットワークから細かい連打で打ち込むスタイルは同じウクライナのロマチェンコと少し似てますね
五輪銀メダリストという事もあり基礎能力は高いですね、36歳でもスタミナやフィジカルを維持してるのも凄いです
ナバレッテはベリンチュクのフットワークと連打で最後まで自分のボクシングが出来ずにポイントを失いました

途中から判定ならベリンチュクだろうなと思ってましたが判定が割れたのは驚きました、普通に3‐0だと思いました
2019年 日本の荒川仁人選手と対戦してほぼフルマークで勝った試合で初めて観て5年後にビッグネームに勝って世界を獲るとは遅咲きのチャンピオンですね★

未だに祖国の戦争が終わらない状況で戦い勝利したウクライナ人ボクサー3人を心からリスペクトします。