続きです。
私「普通の妊娠じゃない、、?」
意味が分からず言葉を繰り返します。
クール女医「エコーに空の胎嚢が写っていますね。そしてこの周りのプツプツしたものが、おそらくですが"胞状奇胎"を疑う所見です。」
私「ほうじょうきたい?妊娠の継続は出来ないんですよね?」
先生は丁寧に胞状奇胎の説明をしてくれました。
受精時の異常で起こる。(核のない卵子など)
今回のようにエコーや、採血のHCGというホルモンの異常上昇で診断する。
胞状奇胎が発生した状態で正常な胎児へ発育することはない。
治療後も一定の割合で奇胎が残り、絨毛ガンとなることがある。
治療方法は子宮内容除去術(堕胎)のみ。
病変が残らないようにさらに半月ほど後に同じ手術をするので、計2回全身麻酔下で子宮内容除去術をする。
手術後にHCGホルモンが正常値に戻ってから半年〜一年は妊娠ができない。(妊娠により上昇するホルモンのため、経過観察中に妊娠してしまうと病気の再発との鑑別が難しいため。)
一度なると繰り返す人もいる。
目の前が真っ暗になりました。
妊娠できたと思ったのに。赤ちゃんだと思ったものがガンになる可能性があるなんて。
きっと妊活経験のある方には共感していただけるとおもいますが、2人目を強く望んでいた自分にとってしばらく妊活ができなくなることも大きな焦りを覚えました。
せめて、普通の流産であって欲しかった。
肩を落として診察室を後にしました。
その後1週間後に一泊入院で手術のための予約を済ませ帰宅しました。
どうやって家まで帰ったかは覚えていません。
正常妊娠であれば妊娠初期は1000程度のHCGが、当時の私は32万の値でした。
血小板がなくなったり。
HCGが高かったり。
なんでこうも妊娠出産に難があるのだろうか。
本当に悲しくなりました。
胞状奇胎のエコー写真載せます!
いつもながらダミー画像はありません
この辺のプツプツが胞状奇胎らしいです