こちらの続きです。
今回症状や結果の説明多めで読みづらいかもしれません
また、当時の記憶なので専門家の人が見てツッコミどころ多ければすみません。。
帰宅する頃にはすっかり朝でした。
食欲はないため倒れ込むようにリビングのソファに横になります。
(まだ痛い。はやく痛み止め聞いて欲しいな。)
ですがその日の昼•夜と追加で薬を飲んでも痛みが改善する様子はありません。
たまらず翌日の診療時間内に産院へ電話を掛けました。
薬を飲んでも痛みが改善しないことを告げると予約外で診察をして下さるとのこと。
主人は仕事のため実母へ送迎を依頼し、いつもの院長先生の診察を待ちます。
通い慣れた産院でしたが、下足の置き場所がわからなくなったり💦2日間痛みでまともに睡眠が取れず頭が働いていないのが分かります。
この頃の症状は
•背中右側の痛み
•定期的に娘の足が胃を突き上げる痛み
(以前も書いていますがこの胃痛はヘルプ症候群によるものと後日判明します)
でした。
お腹の張りは妊娠後期であればおそらく正常範囲であろう程度のもので、性器出血や胎動減少もありません。
30分くらい待ったところで別室に案内され、先に採血を受けました。
助産師「痛み止め効かないのですね💦他に症状はないですか?」
「ちょうど今もなのですが、子どもの足ですかね?定期的に胃を突き上げてくるのがとても痛くて
」
助産師「(胃の辺りを触って)赤ちゃんの足ですね
赤ちゃんが元気なのが何よりですね。ママ痛いってよ〜優しくね〜。」
助産師さんが優しく撫でてくれました。
助産師「結果が出たら先生がご説明に来ます。このお部屋はそれまで誰も来ないので、ソファで横になって頂いて構いませんからね。何かあれば外のスタッフにお声がけ下さい。」
1時間ほど経った頃、院長先生が診察に見えました。
院長「あこさん!大変でしたね。先ほどの採血の結果炎症の値であるCRPが更に高くなっているので、今日から点滴で抗生剤を入れていきます。飲み薬より効きますので。毎日点滴に来てもらうことはできますか??」
「はい、ご迷惑をお掛け致します。よろしくお願いします。」
院長「迷惑だなんてないですよ。妊婦さんは膀胱炎や腎盂腎炎になりやすいんですよね。。赤ちゃん元気そうとのことですが念の為エコーもさせて下さいね。
(腹部エコーをする)
うん、元気いっぱいだ。お母さんも早く回復しましょうね。では明日からお手数ですが点滴に通って下さい。」
「分かりました。ありがとうございました。」
三日程、点滴に通いました。
依然症状は変わりませんでしたが、先生も頭をかしげつつも、このまま点滴を続けるとのことでした。
四日目の点滴の来院でまた採血をしました。
結果を待ちながら点滴を落としていた時、助産師さんが来て、
助産師「あこさん、ごめんなさい。採血の血が上手く処理できなかったようで、もう一度採血させて頂けますか?」
「大丈夫です。よろしくお願いします。」
こんなこともあるんだなぁ程度にしか思っていませんでした。
しかしその後すぐ院長が来て、
院長「あこさん、採血の結果なのですが、最初に撮った採血と2回目と両方で"血小板"という値がすごく低いんですね。これは採血の処理の時に血液が空気に触れてしまうと低く出てしまうことがあるのでやり直しをさせて頂きました。
2度低く出ているので恐らく処理の問題では無く本当に値が低いものとみているのですが、念の為私が採血をさせて頂きたいと思います。
何度も何度も申し訳ありません。」
「血小板ですか。。分かりました。よろしくお願いします。」
自分も一応医療系なので、血小板が低いことが何を意味するのか一瞬で頭の中をグルグルとまわります。
しばらく待った後、
院長「血小板がやはり低く出ました。
正常で15万程ある血小板が、今5.2万です。
10万を切ると血が止まらなく危険と言われている状態です。
3日前の採血では24万あったので、何かしらの疾患を疑います。
考えられるのは血小板減少性紫斑病のような血小板が減る病気を妊娠中にたまたま発症したか。もしくは妊娠が何かの引き金で血小板を減少させているか。
いずれも大学病院で診察を受けて頂く必要があるため、今から紹介状を書きますね。大学病院へは僕から電話をしてみます。
いきなりで不安ですよね。大丈夫、赤ちゃんは元気ですよ。」
正直、院長先生の診断を信じつつも自分の身体が普通ではないこと、ただの腎盂腎炎ではないことはなんとなく予感していましたので、驚きましたが原因を早く知りたいという気持ちでした。
「よろしくお願いします。」
しばらくの待機が続きます。
朝からクリニックに来ていましたが繰り返す採血待ちもあり、夕方になるところでした。
院長「お待たせしました。今日の予約はとれず、明日の10時半に大学病院の産科の予約が取れました。経過をこちらに記録していますので、初診受付でこちらを渡して下さい。夕方になってしまいましたね。すみません。
大丈夫ですか?何か質問はありますか?」
子どもを産むなら絶対にここにしよう。と昔から決めていたソフロロジーのあたたかい雰囲気の産院でした。妊娠初期から呼吸法や気持ち作り、イメトレとたくさんしてきました。
血小板が低く血が止まりづらい身体では正常分娩が出来ないこと。
つまり、ここで産むことが出来ないこと。
それが分かっていました。
自分の理想とする出産はもう出来ない。
「(先生、、ソフロロジーで、ここで、産みたかったです。)
、、、。いいえ、大丈夫です。
外来で予約の方をお待たせしている中、対処して頂きありがとうございました。
はやく原因が分かるといいです。」
そして挨拶をして病院を後にしました。
今思い出しても、
毎回点滴のために長時間付き添ってくれた実母や予約の方の合間を縫って私のケアをしてくれたスタッフの方々、院長には感謝しかありません。
文章だとなかなか細かいところまでは書けませんが、本当に本当に大好きな病院でした。
私が胃痛についてきちんと院長にも話していればもっと早く対処してもらえたのかな?とも思います。
今回は説明文が多く読みづらいブログとなってしまいましたが、最後まで目を通して頂きありがとうございました。
画像は飼っていたおじいちゃんうさぎちゃんです。
当時も寄り添ってくれました