離乳食開始後
〜1歳児

離乳食を始めてある程度の野菜や果物を食べ進めてタンパク質へ移行し、ヨーグルトやチーズなどで牛乳アレルギーがないことを確認できたらペーストを使用していくことができます。
同時にフッ素の併用を行うと良いですスター

〜1歳台はまだまだ意思疎通の出来ない年代ですので基本的には離乳食前と同じ対応で、何もつけていなかった歯ブラシに薬剤をつけてあげましょう。引き続き歯ブラシ習慣の定着を目指して行きます。


使う順番としては

フッ素 右矢印   MIペースト

の順で塗ります。
いずれも分量は米粒大でOK。
歯とMIペーストの間にフッ素を介在させることでペースト中のミネラルを効率よく取り込ませてくれますキラキラ

具体的に実践手順の一例を挙げると

①最初にフッ素をつけた歯ブラシを咥えさせる。
下矢印
②噛んだり舐めたり好きにさせる。(1分)
下矢印
③「仕上げするね」と言ってMIペーストを付けた歯ブラシを口に運ぶ。
下矢印
④親が歯ブラシを操作してみる。
もし仕上げを嫌がるようなら無理はせずに最初と同様に咥えさせて本人の好きにさせる。




①の時に、初めから本人に歯ブラシを手渡ししてしまうと歯にフッ素を付けずに舌で全て舐め取ってしまう可能性があるので、口元に歯ブラシを近付け歯に当たる位置で一度咥えさせて後は好きにさせることが出来ればベストですチュー
もちろん本人が手で持ちたがっていれば無理に咥えさせることは絶対にしないで下さい。

②ここで時間を使いすぎると飽きて次のステップへ進めなくなるので短めに切り上げましょう。

③この時に毎度毎度歯ブラシを渡してくれないようであれば、2本用意してしまうのも手段の一つです花

④ここで1秒でも口を開けた状態を維持して仕上げをさせてくれたら素晴らしい!3秒間できたら天才です!!!めちゃくちゃ褒めましょう!お願い
ここで言う仕上げはチャチャっとでOK!
中編の冒頭でお話しした通りピカピカに磨くことが重要ではないのです。
ですが、このチャチャっとを行うことで自然と仕上げ磨きの習慣が身に付きます。

2歳以降〜
2歳を過ぎてくるとお話が上手になったり、言葉は出なくてもある程度のやり取りは出来てくる頃かと思います。
この段階まで歯ブラシで痛い思いをさせたりこわい思いをさせずにステップを踏んでいけば、歯ブラシへの抵抗がなくある程度の仕上げ磨きをさせてくれる子も出て来ますお願い
もちろん個人差がありますし、子どもごとの個性がありますので
2歳以降は様子を見ながら上記した実践手順の③の仕上げ磨きの長さを1秒から3秒、5秒、10秒と伸ばすことを目指しましょう。

一度で10秒ほど口を開けるようにならないとまともな仕上げ磨きは出来ませんので、そこに到達するまでは仕上げ磨きの質にこだわる必要はないと考えています。
実際の患者様にも、10秒の開口維持が出来た段階で初めて歯ブラシの細かい動かし方等をご指導させて頂いております。

本当にありがたいことにクリニックには0歳から通院してくれる方が多く、ママと一緒に「歯磨きをさせてくれる子」を育てていくサポートをさせて頂いていますほんわか
お子様に嫌われがちな歯医者ですが、皆の味方なんだよと言うことを常々伝えています。
本来こういった指導は画一的ではなく個人に合わせて行うものであり、このようにブログに書くことで不快に思われた方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん、全ての方に当てはまるとは思っていません。
ただ自身も子育てを行って、抑えつけたり無理矢理磨くことに未来がないように感じたので思い切って残させて頂きました。
虫歯で苦しむ子が1人でも減りますようにスター
ここまで読んでくださった方は本当にありがとうございました!!
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また頃合いを見て歯ブラシの細かいポイントなんかもまとめられたらと思います流れ星