おはこんばんにちは!結構、四角いササローで御座います!
本日の内容は久々の笹塚飯記事で御座いますよ~!
猫の病院に入院中、過去記事を手直ししていて思いました…。
笹塚にはまだまだ名店があるのに紹介しきれていない事に…。
メディアにまだ取り上げれられてない名店が…知ってもらいたいお店が…と。
それが、ど~~~~~しても気にかかっており、体調が復活した暁には
絶対に改めて紹介していこうかなと思っていました。
そして、その時は…来ました。
体調☆復活(パチパチ)
という訳でぇ!!!色んなご飯を食べれる体に戻ったのでぇぇえ!!!
念願の色んな飲食店編Vol.2を書けるようにぃぃい!!!
食というのは人々を支える存在であり、文化であり、観光資源であり
また地域性を表す鏡の様なものと考えております。
そんな大切な食…しかも笹塚の!!!全力で紹介していきますからね!!!
冷めないうちのドウゾ!!!
1軒目は笹塚駅から徒歩5分くらいの所にある、洋食屋マックを紹介していくぞ。
元々、洋食マックは1975年頃から下北沢にお店があり
実はここ、暖簾分けされた2号店だったりするのだ。
2008年に惜しくも下北沢店が閉店してしまい、33年の歴史に幕を閉じてしまうのだが
その味は途絶える事なく、この笹塚の洋食屋マックに受け継がれている。
笹塚店は2004年から営業しており、20年の歴史となっているが
味に関しては合計で49年という半世紀近くも受け継がれているのが凄いよな…。
お店は半地下にあり、パッと見分かり辛いかもしれないが
階段上にメニューと看板が出ているので、それを頼りに入るのがいいかもしれない。
マックに来たらミックスセットが非常にオススメである。
サービスセットに200円上乗せするだけで、揚げ物とかハンバーグがプラスされるんだよ!?
ハンバーグとロースカツが同時に出てくるんだよ!?
しかも1000円だよ!?コスパすごない!?
さて、今回はなんにしようかなぁ…。
う~ん、久々の来店なのでなんか豪華に行きたいね。こう、パンチ力を感じたい。
なのでハンバーグ&ポークステーキセットにするかな。
お店に入る。
店内は広く、半地下とは思えない快適な空間となっている。
清潔感のあるThe・日本の洋食屋な内装なのも、またいい。
ハンバーグ&ポークステーキセットを注文する。
すると、早々にやってきた。
うおおおぉぉ!
目の前の圧巻の景色に思わず、心の中で『うおおおぉぉ!』と叫んでしまう。
ハンバーグとステーキの共演…夢のコラボ…うおおおぉぉ!
落ち込んでいても、これを目の間に出されたら絶対ご機嫌になる自信がある。
しかもだよ、目玉焼き付きなんだよ。嬉しいに更に嬉しいを重ねてきてるよ。
手のひらサイズの大きなハンバーグ。
一口食べると日本の洋食屋でしか味わえない、あの懐かしい味がする。
この風味なんだよな。いくつになっても追い求める、惹き込まれるあの風味。
また柔らかい歯応えで、優しい食べ応え。
ケッチャプベースな甘酸っぱいソースも加わり、食べている間は童心に帰れる。
付け合わせの目玉焼きの黄身が生の状態なので、黄身を割りディップして食べる事も可能だ。
超マイルド味になり、小躍りしたくなるくらい美味。
ポークステーキも抜群に良い。
この、やや厚めに切られた一切れ感がステーキである事を強く印象付けてくれる。
これがサイコロ状だと違うし、平たいと生姜焼き感がある。なのでサイズ感はとても大事だ。
食べると歯切れのいい食感の後にポークの香りがやってくる。
そこに甘酸っぱいソースと肉汁。抜群に美味しい。
食べ終わってくると、お皿にハンバーグとポークステーキの肉汁の海が出来上がってくる。
…いや、分かっている。重々理解している。
マナー的にも見た目的にも良くないのは知っている。
だがな、それは一旦置いておいておくれ。あ、そこそこ。その棚に置いて。
猫はな…やらねばならない時が来るものだ。
今年で336歳になるのにも関わらずな…ああ!そうさ!その汁の中に…ライスをダイブっ!!!
甘辛ソースに黄身も合わさった、ハンバーグとステーキの合作グレイビーソース。
そのソースをライスに纏わせる。これが罪なくらい美味い。
これをやると、罪悪感で
『すまねぇ…すまねぇ…オラぁよぉ…食べ物を無駄にしたくねぇんだぁ…。
残して帰るなんてこたぁ…オラぁ出来ねぇんだ…見逃してくれよぉ…。』
と、心の中で許しを請う小芝居をしたくなる。
終始、心の中が騒がしいな猫だな。
味噌汁をシメで飲んで…ご馳走様でした!
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【お店情報】
洋食屋マック
住所:〒151-0073 東京都渋谷区笹塚1丁目31-8
電話:03-3466-5079
営業時間:月曜日~土曜日 11時30分~13時30分/18時00分~20時00分
定休日:日曜日
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2軒目は笹塚駅から徒歩10分弱くらいの所にある、茶豆(ちゃず)を紹介していくぞ。
先程、紹介した洋食屋マックの先にこのお店がある。
創業は1975年という50年近く営業している、笹塚のレジェンド的お店。
元々は喫茶店としてオープンしたのだが
カレーの美味いお店として名を馳せ、今現在ではカレー好きの方達に高い支持を受けて
都内屈指の名店として知られるように。
喫茶店時代のミルも置いてあり、カレーと共に歴史あるコーヒーも頂く事が出来る。
何回入っても感動するなぁ…。
美術館に保管したいくらいのクラシックで芸術的な洋装の店内。
50年近く経っているのにも関わらず、色褪せてないのが驚異的過ぎる。
もはや魔法がかかっているのかぐらいレベル。
この完成された古さは中々、出せるものではないな…。
そんなお店にジャズを流しちゃってくれちゃったりするからね。いや、たまらないよ。
あーあ、早くこのお店のジオラマ出ないかな…。
カウンター席に座る。
このカウンター席の絶妙な前後の狭さと高さもまた歴史を感じて良いのよね。
スパイスとコーヒーの香りを感じながらメニューを見る。
食後のコーヒー付きで、この値段はやはり安いよな…。
キーマカレーが一番人気なのだが、色んなものを知ってもらいたいので
ここはチキンカレーにしてみる。
早速、到着。
カレーがソースポットではなく、深皿に入って出てくるのが家庭的で良い。
というかここのライスのお皿のデザイン、めっちゃ綺麗なんだよな。
こういう、さりげない所にも気を遣う感じが良いよね。
ご飯を食べている時間=お皿を見ている時間でもあるしね。
なのでお皿の柄って割と重要だと気づかされる。
ルーをスプーンですくって、ライスにかける。そして食べる。
う~ん、美味い!!!
鶏の旨味が十二分に効いた、やや酸味のある味わい。
そこに程よいスパイス感、臭みなくホロホロっとした鶏の食感も良い。
刺激的なスパイスにタンパクな鶏の味が追い付くのが凄いな…。
硬めに炊かれたライスも良いんだなこれが。
食感が良過ぎるのでカレーがかかってなくても、そのまま白飯で食べてもいいくらい。
カレーは優秀だけど、ご飯はべっちゃ…という所、たま~にあるからね。
どんなに良いカレーでも、ちゃんとライスも美味しくなくては。
少しご飯をおかわりし、そのご飯は付け合わせの漬物で頂く。これも美味い!
食後のコーヒー。なんとお菓子付き。
コーヒーはホットとアイスを選べるが、夏場なのでアイスをチョイス。
やっぱりコースターもセンスが良いんだよ。猫のお皿もポイント高いよなぁ…。
焙煎された豆の香りが非常に際立つ風味、そして洗練された苦みが素晴らしい。
さすが、元喫茶店。コーヒーの美味さも抜かりなし。
カレーもコーヒーの素晴らしき風味。ご馳走様でした!
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【お店情報】
茶豆(ちゃず)
住所:〒151-0073 東京都渋谷区笹塚1丁目44-4
電話:03-3465-6875
営業時間:火曜日・木曜日 11時30分~14時30分
日曜日 11時30分~15時00分
定休日:月曜日・水曜日・金曜日・土曜日・祝日
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3軒目は笹塚駅から甲州街道を渡り、徒歩10分くらいの所にある、陽だまりを紹介していくぞ。
なか卯 笹塚店の目の前にある歩道橋を渡っていくのが分かりやすいかも。
甲州街道から路地に入った所にあるので
本当に地元民しか知らないであろう、隠れ家的なお店となっている。
実はここ、喫茶店ではあるがランチメニューが非常に優れており
喫茶店というよりかは定食屋に近い存在として愛されているのだ。
『喫茶店で定食ゥ?いやいや、オムライスにサラダと味噌汁とかァ~
スパゲッティにィ~とか、そういうのが相場じゃないのォ?』
と、思うでしょう。
このあと出てくるご飯を見れば、全てが分かるよ…。
店頭にある、メニューを見る。
手書きだよ、手書き!これだよこれ!人の温もりを感じるメニューだよ!
日替わり部分の所などは毎度、書き換えられているのだ。
しかし、陽だまりもコスパが良過ぎる…。
物価も上昇しつつある、この令和の時代において、800円のランチというのは凄い。
+200円でコーヒーを付けても1000円ピッタリだ。やっぱり凄い。
さて、本日は何にしようか。
豚肉のしょうが焼きだけはレギュラーメニューで、あとの三つは日によって変わっていく。
お、今日は肉じゃが定食があるじゃないか。というか…肉じゃがか!
よくよく考えると肉じゃがの定食って珍しい気がする。
定食の小鉢として、ちょっとした一品として、お盆の片隅に出てくる訳ではなく
メインとして前面に押し出してるのは、ほぼほぼ見ない。
面白そうだし、今日はこれにしよう。
店内は明るく、現代的な喫茶店という雰囲気。
お店の中央にある、コーヒーカップが大量に飾られている巨大な棚が目を惹く。
巨大な棚が良く見える席に座り、肉じゃが定食とプラスでアイスコーヒーを注文。
少し待つと、すぐに出てきた。
おお、完全なる肉じゃが定食!どこからどう見ても肉じゃが定食!
一番大きな皿に盛り付けられ、いつもの肉じゃがなのにどこか迫力がある。
なんだろう、この光景に妙に感動を覚える。
いつも脇に居たあいつが主役として、躍り出たという感じ。
ガヤ芸人だったのに帯番組でメインMCに就任した感じ。
良かったなぁ、出世したなぁ、パチパチ。
と、謎の感情をひっさげながら頂く。
まずはメインから。
お…おお…おおお…どストレートな肉じゃが。
噓偽りない肉じゃが。いつも味わっているあの肉じゃが。家庭の肉じゃが。
牛肉の風味を感じつつ、溶けたじゃがいもにより全体的にマイルドな味。
それでもって、ほんのり甘い。これだ!
定番なやつほどアレンジしたくなるものだ。食文化が進んだ今の時代では特にそう。
元からあった物に手を加え、進化させたり変えていったりする。
プリンがその代表格だと思う。
雲のようにフワフワなものから、全ての素材にこだわりプリンを超えたプリン。
最終的には飲めるプリンなんてものまである。
そうじゃないんだ。カラメル部分ほろ苦甘くて、妙に硬くて卵の香りがするプリンがいいのだ。
そんな陽だまりの肉じゃがはアレンジ無しの理想的な“通常”の肉じゃが。
王道。フルノーマル。100を求め100を返してくれる味。
これだよ。これを待っていたんだよ!
え?オクラはアレンジだ?そこはインゲンだろうって?
えぇ…あ…インゲンは…インゲンはなぁ…その…ちょっとまぁ…ね…その…
少しだけ…少しだけ…ね…うん…得意では…うん…そこはね…その…変えてもいいと思うんだ…
麹味噌な味噌汁も良い。これだよ。
油揚げと豆腐のベーシックな仕様もまた刺さる。
味噌汁に関しては寛容である。どのスタイルでも良い。
具沢山の食べる味噌汁や汁物としての味噌汁。
というか味噌汁は意外と外そうと思っても外せないのよね。
味噌の味から逸脱していあければ、どこか成り立つ部分があると思う。
なので、どのスタイルでも良いと思っている。
食後のアイスコーヒー。
こちらもコースターとお菓子の小皿のデザインが良き…。
酸味のない、クリアな苦みの食後に相応しい、口の中をリセットさせる味。
コーヒーをおかわりしない時は半分ブラックで飲み
半分フレッシュを入れて飲むのがササロー流。
元々はブラック一択派だったのだが、大昔に豊島区の大塚のとある喫茶店で
『美味しいコーヒーほど、実はフレッシュが合う』
というの教わり、実践してみると味が大きく変わり、えらく感動したので
それ以来喫茶店に行ったら、フレッシュも使うようにしている。
家庭的な味にとても癒される。ご馳走様でした!
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【お店情報】
陽だまり
住所:〒151-0073 東京都渋谷区笹塚2丁目19-14 林ビル1F
電話:03-3376-1644
営業時間:月曜日・火曜日・木曜日・金曜日 11時30分~15時00分
定休日:水曜日・土曜日・日曜日
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4軒目は十号通り商店街内にある、天宝を紹介していくぞ。
水道道路側の十号通り商店街出入口付近にあるので、駅からは少し遠いかも。
創業は1984年という、今年で丁度40周年を迎える中華屋である。
今では笹塚にある唯一の町中華となってしまったなぁ。
さて、店先にある本日の日替わりを見るか。
置かれている見本が食品サンプルではなく本物の食品が置かれているのも昔と変わらず。
あ!!!!!
今日のA定食の丼ものが特丼じゃないか!!!うわ、ラッキーデー!!!
もう即決まり。A定食にしよう。A定のラーメンで。
ここ、天宝の名物が宝麺と特丼なので、特丼に日は狙い目なのだ。
日本中探しても、ここでしか見れないであろう
入り口から店前までの微妙に距離がある、この謎構造。
奥まった感じが異世界食堂感がある。ほんと好き。
今では珍しくなった、食品サンプルも並べられており
名物の宝麺と特丼のサンプルもあったりする。
店内に入る。
コテコテの町中華な内装ではなく、和テイスト入りつつの中華屋な内装。
年季は入っているが綺麗に保たれている。
何気にお座敷があるのもポイントが高い。
もう頼むものは決まっているが、染み付いた一連の流れでつい、お品書きを見てしまう。
ラーメンが1000円以上当たり前の時代において、みそチャーシューメン920円が最高値。
他でチャーシュー麺なんて頼んだら、1300円以上はするよなぁ…。
そして注文し、待つ。
お冷が来たと思ったら、見覚えがある水差しも。
まさかのステン水差し!!!不意をつかれた…中華屋でコレと出会うとは…。
薄々、お気づきの方もいらっしゃるであろう。そうである。
居酒屋やスナックで見る、あの水差しである。
中々、ピックアップして書く事がないであろう水差し。これが出てきちゃったら書くしかない。
変な所で、ちょっとテンションが上がる呑兵衛。
あっという間に到着。
こちらが天宝の日替わりA定食である。
どちらかがミニサイズという訳ではなく、両方共フルサイズ。そしてサラダ付きで780円。
もはやリーズナブルというレベルではない。
いや~何度見ても、この欲張りセットはテンション上がるね。
まずはラーメンから頂こう。
シンプルなラーメン。
チャーシューの代わりに肉そぼろが入っている。
非常にサッパリとした口当たりだが、油と肉そぼろの旨味で味わい豊かなスープ。
色白で美しい、ややちぢれ気味の天宝自慢の自家製麺も非常に良い。
輪切りのネギではなく、刻まれたネギ仕様なのもあり
町中華屋のラーメンではなく、本場志向の醤油ラーメンという感じ。
もはやラーメンではなく拉麺と書きたい、そんな味だ。
名物の特丼。
豚肉、炒り卵、ピーマン、玉ねぎ、愛情で構成された天宝スペシャル。
きくらげの無いムーシーローのように見えるが
ちょいピリ辛仕様で味付けも違うので、味も天宝スペシャル。
パンチある肉、味が染み込んだ卵、甘く食感の良い玉ねぎ、カリッとしっかり歯応えピーマン。
全部が無駄なく活きており、まんべんなく中華味。
どの具材に当たっても白飯が進む。進み過ぎる。快進撃と言ってもよい。中華の快進撃。
また調子に乗って変な事書いてるよコイツと思われるだろう。だが、しかし。
食べる手は止まらず、特丼は口の中に入り続け、ひらすら胃袋を目指す。
その姿…中華の快進撃。
両方共、ペロっと平らげてしまった。ご馳走様でした!
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【お店情報】
天宝
住所:〒151-0073 東京都渋谷区笹塚2丁目43-4
電話:03-3374-0568
営業時間:月曜日~金曜日・日曜日 11時00分~15時00分/17時00分~22時00分
定休日:土曜日
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5軒目は十号通り商店の丁度中間地点にある、江戸屋を紹介していくぞ。
駅からは歩いて大体、10分強くらいとなっている。
創業はなんと1948年!昭和23年から76年の間、営業しているという
笹塚に現存する飲食店の中では恐らく、最古の飲食店である。
70年以上だよ…。単純に赤ちゃんからお年寄りになるまでの期間ですよ…。
子供の時に食べ、大人になっても食べ、白髪交じりになっても食べ続けられてきたんですよ…。
人によっては数世代に渡り、愛され続けてきたというレベルですからね。
そんな笹塚を支えてきた歴史ある、江戸屋。
歴史があり過ぎると物凄く、敷居の高い老舗に感じるが
長年愛され続けているという事はその分、色々な人々が集ったという証拠。
したがって、誰でも入れるという事でもあるので、思ってるより実は敷居が低いのですよ。
と、言いつつも背筋を改めて伸ばし、暖簾をくぐる。
やはりとんかつ屋はどこか緊張するのよ…。
お昼時に入ったのでカウンター席は満席になっていた。
70年続くお店が今の時代になっても、未だに現役バリバリの人気店というのは凄い事だよ…。
そんな訳でお座敷に通された。ササロー一人でポツンと座る。
うわぁ、座敷かぁ~久々だな。ガキロー時代に家族で来た時以来かも。
何十年ぶりだろうか…と、いうか1ミリも当時と変わってない風景に安堵した。
もうね、江戸屋に来たらね。決まってるんですよ。
お品書きを見ずとも、決まっているんですよ。かつカレーライスですよ。
かつカレーでは御座いません。かつカレー“ライス”で御座います。ライスが要るんです。
この時代を感じるライスという一言。大切です。これを決して抜いたりしては、いけません。
すみませ~ん、かつカレーで。
江戸屋専用の箸袋がまた良いんですよ。
今では洗って繰り返し使える箸や無地の箸袋に入った箸が主流なので
店名入りはなんだかんだで絶滅危惧種に。貴重な存在よね。
ちなみに何故、カレーなのに箸が出てくるのか?
はい、これ。カツを掴む為だけ用です。
来ました。待ってました。私の大好物。
江戸屋特製のかつカレーライスで御座いますよ。
見た目の感想なんてね、もうね長々と書いてられませんよ。早速、頂きますよ。
家庭的でもなく、和風な洋風でもなく、インド風でもない江戸屋独自の味。
これだ。これだよ。塩気の強い、唯一無二の味。
一瞬の懐かしい香りの先に独自に編み出されたインドが顔を出す。
そこにずっしりとした辛さとホロホロになったチキンの旨味も追いかけてくる。
美味い。やっぱり美味い。
そしてカツ。初見の方はカツどこ!?と、まずなるカツ。
後乗せではなく後掛け仕様な為、カレーの中に埋もれている。
そこで活きるのが先程の箸。スプーンでなく、そこは箸なのだ。
この状態でも衣はサクサク感があり、肉の味もカレーに負けず、しっかりと活きている。
このどっぷり浸かった感が許されるのは江戸屋のかつカレーライスだけだな。
夢中になって、食べてしまう。うん、美味い。本当に美味い。
しょっぱさと辛さで水が進む。また食べる。飲む。その繰り返し。
長年愛され続ける味がそこにある。ご馳走様でした!
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【お店情報】
江戸屋
住所:〒151-0073 東京都渋谷区笹塚2丁目41-21
電話:03-3376-6807
営業時間:月曜日・水曜日~日曜日・祝日 11時30分~14時30分/17時30分~20時30分
定休日:火曜日(祝日の場合は営業)
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最後の6軒目は笹塚駅から、なんと徒歩1分の所にあるプレインを紹介していくぞ。
創業は1979年で、45年間も営業している老舗喫茶店。
昭和23年から営業している江戸屋さんの後だと、もはや若く感じる。
この北口の路地には過去に記事にした大國家やマスターがユニークで楽しかった
祭り茶屋 ゆうやけこやけなど、名立たるお店が並んでいたが
今現在では大昔からある店舗は、このプレインだけになってしまった。
看板がないと喫茶店に見えないこの感じ。良いよなぁ。
ガキロー時代は外観で何のお店なのか判別していたので
ここが喫茶店であると気づいたのは実はそこそこの年齢になってから。
当時は床屋だったかなんだったか、食べ物屋の認識はなかったなぁ。
そんなこんなで入店。
渋谷区のしかも駅前の喫茶店でモーニングを600円から頂けるという、この凄さ。
さて、本日は何にしようかな。
ハンバーグにカレーに中華と色々食べ過ぎたな。なので今回はデザートで行こう。
デザート…?
いや、ちょっと待てよ。この卓上のメニューにも店内の壁のメニューにも
甘いのはメイプルトーストしか見当たらない…と、思うだろう。実はな…。
店頭のここにだけしか書いてない、幻のケーキセットがあるのだ!!!
なので、初見の方はこれを何とな~くな感じで見て、店内に入ってしまうと
あれ?どこかでホットケーキの文字を見たけど、メニューにないな…あれ、気のせいだった?
と、高確率でなるプレインあるある。
適当な席に着席し、ケーキセットを注文。
ホットケーキ&アイスコーヒーをチョイスした。
早々に出てきたアイスコーヒー。
フレッシュもシロップも専用容器で出てくるのが喫茶店に来たという証。
そして、ホンダビートの純正シートのようなゼブラなコースターも良い。
というか、ブラックな机にブラックなコースターとブラックなコーヒー…硬派過ぎる。
例の如く、最初はブラックで頂く。
香り高く後味スッキリとした苦み。う~ん!スッキリ苦い感じは食前でも食後でも良いね。
気分を上げる一口でもあるし、口をリセットさせる一口でもある。
メインのホットケーキも到着。
見事なまでの黄金色な焼き色!しかも2段!
自分でもよくホットケーキを作るのだが、ここまでムラなく焼き色を出すのは結構難しい。
マーガリンも綺麗にちょびっちょびっと乗っている感じも、また作り手の腕を感じさせる。
しかし、本当にミニチュアのように美しい出来だ。
少し勿体無い気もするが頂こう。
まずはマーガリンだけで頂く。
おお…生地の甘い香りと、少ししなりのある、柔らか食感。
そこにマーガリンのうっすらとした塩味とマイルドな味わいがついてくる。
柔らかすぎない食感…これよ!これなのよ!
このやや反発するぐらいの弾力があってこそ、パンなケーキ…パンケーキなのよ!
次はメイプルシロップで頂く。
甘い香りも更に増し、甘々で甘美味い。
マーガリンも合流させ、甘しょっぱ味にしたりと色々な方法でパンケーキを堪能する。
少し飲み足らず、アイスコーヒーをおかわりする。
2杯目は最初からフレッシュを入れる。
ミルク感が足され全体的にマイルドになり、こちらも非常に美味しい。
ふ~。心の底から落ち着く。ご馳走様でした!
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【お店情報】
プレイン
住所:〒151-0073 東京都渋谷区笹塚1丁目57-15
電話:03-3377-7161
営業時間:月曜日~土曜日 7時30分~17時00分
定休日:日曜日・祝日
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