気になった場所を紹介していくコラムの始まり始まりでございまーす!!!
何回か笹塚を取り上げましたが…。
今回はちょっと違った観点で笹塚を探索する回となっておりま~す!
ちょっと違った観点で見る…?
逆立ちして笹塚を見て回ったり~ほふく前進しながら見みたりなんかしたりね!
あぁ~やっぱこの姿勢だと見にくいな~なんっつてじゃないんだよ!!!
今回のテーマいくぞもう!
笹塚の昔を探すです!
レトロ自販機など古いものが好きなワタクシ…。
だが、レトロ自販機の聖地と呼ばれる群馬や埼玉に頻繁に行く事は出来ない…。
もっと近くで昔に触れられる場所…。
そ・こ・で!
地元・笹塚でレトロな!昭和な!昔の痕跡を探す散歩に出かけようという企画で御座います!!!
フレンテ笹塚も出来、近代化が進む笹塚。
ガキローの頃と比べると、だいぶ様変わりしましてね~
そんな進化を続ける笹塚で、まだ残っている昔を見つけよう!という訳です!
さぁて、まずは…。十号坂商店街からスタート!
昔…。といえば、まずここでしょう。
ガキローの頃から外観も味も変わってない。
笹塚の昔が未だに息づいてる中華そばの福寿さんです!
ここの十号通り商店街も色々と変わったが、ここは変わらないなぁ~。
ババローと一緒に行った思い出がある、昔ながらのお蕎麦屋さんもあったし
伊勢屋がやっていた時は好きな焼たらこおにぎりと、たい焼きを買ったり…。
あ、海苔の付いた醤油団子もよく買ってもらったな…。
目の前の藤さんも今では焼肉屋だけど、昔は精肉店だったんだよ。
坂の途中の板垣ビルにはモスバーガーもあったし
竜田揚げが絶品な惣菜と弁当のお店もあった。
昔話はほんと止まらないですよ…。
今では、それら古参のお店は消え、またはシャッターが降ろされてます。
本当に変わらないのは、この福寿とささ屋よシェゼルだけじゃないかな?
ちなみに、こちらが福寿さんのワンタンめん。
ワタクシはほぼ、ワンタンめんしか頼まないのですよ!
ここの皮だけのモチッとしたワンタンが好きすぎて、ど~してもコレになってしまう!!!
…たま~に五目も食べるけど!
そして福寿さんから、ちょっと環七方向へ歩く。
見つけたッ!!!
福寿のすぐ近くにあった、昔ながらの手押しポンプ。
私有地にあるので遠目でしか分からないが…ヒッソリと手押しポンプがたたずんでいる。
結構錆びてるなぁ~。ハンドルは無くなっており、横には近代的な蛇口が。
もう、これは使えない状態なのかしら…?
しかし、何十年も居て本当に知らなかった…。
やはり目的をもって調べないと、こういうのには目がいかないね~。
十号坂に戻り、水道道路(都道431号線)の笹塚出張所前交差点近くに来た。
ここから都庁が見えるのだよ~!
ちなみに、このまま進むとまじで都庁の手前まで行く事が出来る。
この水道道路。
水道とは書かれてはいるが、水の気配は一切感じられない。
それなのに何故“水道”という名がついているのだろうか。
その理由は十号坂を登った所にある、ダイヤモンド洋菓子店さん横に、その理由が書かれているのだ。
そうなんです!
この道路の下に水が流れていたのだ!
水道道路(都道431号線)を新宿方向に進むと新宿中央公園にたどり着くのだが
そこの公園には元々、都内に水を供給していた淀橋浄水場があり、そこまで送水していたそうだ。
送水……淀橋浄水場……そうです!
代田橋駅周辺と和泉明店街を歩くの巻を読んだ方は
ピンっと来られたのではないでしょうか…?!
代田橋駅周辺と和泉明店街を歩くの巻で出てきた、和田堀給水所。
その給水所からここを通り、淀橋浄水場まで流していたのです!
いや、色んなものが繋がってるんですわ…。
ちなみにこの水道。
新宿方向に進むと気づくのだが、この道が“高い位置”に作られている事に気づくと思う。
※本町ずい道の所。建物で言うと2階相当はある。
何故、高いのかというと終点の淀橋浄水場の土地が高い位置に作られているので
その高さに合わせる為、この道を“人工的にかさ上げ工事”をして水道管を通していたそうだ。
水道道路…うむ、これも笹塚の昔の一部ですな!
十号通り商店街内でも、昔を探してみよう。
路地の奥にある、ここはどうだろうか。
創業1984年の老舗中華屋 天宝である。
ここも気づいた時からあるお店。
この路地のタイルといい店構えといい、完全に昔の笹塚だろう。
ここは何を食べても美味い。
辛口醤油ラーメンも良いが、巨大で有名な餃子もオススメだ。
舌で感じれる笹塚の昔である。
他にも江戸屋があったりと、探すと意外と昔があるものだな~
向かいのマルイストアー内も昔ながらの小売市場となっている。
甲州街道に着いた。
この甲州街道も昔はアーケードになっていて屋根があったんだよなぁ。
今では老朽化などの理由で撤去されてしまったが…。
ゆるクリで有名な岐阜県の柳ケ瀬商店街にある金華橋通りと長良橋通りをイメージすると分かりやすい。
…柳ケ瀬に行く度にどこか懐かしくと思うのは昔の笹塚を思い出すからかなぁ。
あ、ちなみに…画像右上に『AHアクアホーム(株)』と書かれた看板があるのだが
その看板を支えている支柱付近に注目してほしい。
汚れのような薄い黒い線が上下に1本ずつ、不自然なまでに綺麗に真っ直ぐ横に
入っているのが見えると思う。これがその“屋根”があった痕跡だ。
痕跡…ある意味、これも笹塚の昔を語る一部だな。
と、思い出に浸っていると…。こ、これは?!
…錆びてて読めない…。
住所のようなものが書いてある。渋谷区笹塚2丁目…。
今は電柱に住所が書かれていたりするけど、これはなんだろうか。
調べても結局分からないままだけど、これも昔の痕跡ですな。
笹塚駅から、ちょっと歩いた所に来た。
フレンテ笹塚になる前は京王重機ビルという
今と同じコンセプトの複合施設があったのだ。
1階には本屋さんがあったり、ドラックストアがあったり。
すんごく昔には奥に眼科もあったっけ…。
ワタクシは記憶一切ないけど、その建物に映画館があると聞いた事がある。
あ、そうそう今現在では、駅とビルの間は空いているんだけど
昔はこの間にも屋根がありアーケードになっていて、暗い感じだったのよ。
昔のアーケード時代はここには最高にうまかった“札幌ラーメン・ゼンベイ”があったのだよ~!
そこの味噌ラーメンを食べて、味噌ラーメンが好きになったんだよねぇ。
あと南蛮茶館もここにあったな~今は観音通り商店街に移転してるので、今でも行けますぞ!
こちらが移転後の南蛮茶館さん。
当時は“薄暗い通りに大人びた独特な雰囲気を放つ場所”だったイメージがある。
そして看板に書かれてる外人さんが何故か昔から怖くて、近寄りがたい所だった。
とてつもなくショッキングで不思議な場所だった思い出がある。
大人になってコーヒー屋だと知り、観音通り商店街移った時に初めてコーヒーを飲みに行きました(笑)
こちらがその看板。
今ではオシャレな看板だな~と思うが、当時は何故か衝撃的だった。
話を戻そう。
フレンテ笹塚を撮った先程のポイントなのだが足元を調べると
玉川上水にかかっていた南ドンドン橋の名残があったりする。
名前の由来は水の流れる勢い強く、ドンドン流れてくる事から
この名前が付けられたと聞いた事がある。
…そ、そのまま過ぎる!
今の玉川上水の水量では考えられないほどの水が流れていたのか…想像がつかんな。
うむ、これも立派な昔の笹塚の痕跡だな!
※玉川上水の話は前に書いたので興味がある方はドウゾ
この道の先が知りたい旅~玉川上水・笹塚-四ッ谷編~の巻・前半&後半戦
…あ。玉川上水で思い出したけど、終点の四ツ谷方面は行ったけど逆の代田橋方面は行ってなかったね!
こちらも昔が残ってそうだなぁ。ちょいと行ってみるか。
代田橋方面の玉川上水。
今現在ではこの水量。
これが昔は“ドンドン”と水が流れてきてた訳だからね。やっぱり想像つかないな~。
こちらは民家が密集しており、両脇の歩道が狭くなっている。
大体自転車2台分って感じの幅といったところか。
ガキローの頃から、ここの両脇の道はずっと砂利道のまんまなんだよなぁ。
何故か舗装されていない。
というか、この狭さだと工事がし辛いのか?
当時はもうちょい野性的な砂利道だったけど、根本的な雰囲気は変わってない。
いやぁ~玉川上水近くに関してはホント、昔まま。
昔のまま…あ!これも笹塚の昔に認定だ!
ここは…笹塚1丁目交差点近くの稲荷橋だな。
当時の欄干が残りつつ、なんと今現在も使用されている。
北沢方面から環七や甲州街道抜ける道となっており
地味に交通量あったりするので、橋の部分はやや現代的仕様に。
こちらも勿論、昔の笹塚に認定!
地下通路を渡り、ゆずり橋まで来た。
ここだけ雰囲気が違うな。
むむ…左下に降りれる階段が。ちょっと行ってみますか。
な、なんだこの空間は…?!!!?!?
レンガ造り…これこそ玉川上水の昔の一部!
そういえば、レンガ造りのアーチのオブジェが新宿の文化学園大学にあったっけ。
いや~まさかの、ここにもレンガ造りの玉川上水が残っていたとは。
そのまま歩道を歩いていくと…甲州街道に出てしまった。
蛇行しているので、結構歩いているようで近場をウロウロしておったか。
な~んだ、笹塚も狭いようで広い…って…あれ…ここってもう…。
笹塚じゃない。
環七超えた時点でもう、大原なんだよ!!!!!
ではでは、笹塚に戻ろう!
笹塚の十号通りの裏路地に戻って参りました。
さて…ここらで、そろそろお開きにしましょうかなぁ。
いかがでしたでしょうか?!笹塚の“昔”を探して歩くは!?!!?
探しきれてない感が否めないですが…
それでもまぁ、思いの外残っていたかな~という感じです。
普通に生活していると看板や痕跡などは見過しがちですよね。
こういった、住んでる地域への“気づき”
こういうのがワタクシの伝えたいご当地活動なんです…!
新しいもので発展させるのではなく、元からあるものから
新たな価値観を産みだせたら面白いんじゃないかなぁと考えてました。
今回はそれがちょっと体現出来たかもです!
普遍から新鮮を見つけ出す
この座右の銘を元に、また次回も書いていきたいと思います!
今回も読んで頂きありがとうございました!!!!
Byenow!
次回は…いつも通り…決まってないです!!!!!
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加筆修正 2024年7月21日